Administrator Guide
なストレージレポートの生成を行うことができます。この高度な機能の一式は、管理者による既存のストレージリソースの効率的な監視だけでなく、将来
的なポリシー変更の計画および実装にも役立ちます。FSRM タスクには次が含まれます。
• クォータ管理
• ファイルスクリーニング管理
• ファイル管理タスク
• ストレージレポート管理
• 分類管理
マルチパス I/O(MPIO)
Microsoft マルチパス I/O(MPIO)は、Microsoft によって提供されるフレームワークで、ストレージプロバイダによるハードウェア固有の情報を含むマルチ
パスソリューションの開発を可能にします。これにはストレージアレイとの接続性を最適化することが必要です。これらのモジュールは Device-Specic
Module(DSM)
と呼ばれます。MPIO はプロトコル非依存で、Windows Server OS のファイバチャネル、インターネット SCSI(iSCSI)、およびシリアル
アタッチド SCSI(SAS)インタフェースで使用することができます。
MPIO は次の機能を提供します。
• フェールオーバークラスタリングによるアプリケーションの高可用性
• ストレージアレイに対する高可用性
• SAS ディスク互換性
• Windows PowerShell コマンドレットを使用して MPIO タスクを実行する機能
メモ: Microsoft 提供の DSM で作業するには、ストレージが SCSI Primary Commands-3 (SPC-3)対応である必要があります。
MPIO でのデバイスの管理
このタスクについて
MPIO でデバイスを管理するには、次の手順を実行します。
手順
1 サーバーマネージャーで、 ツール > MPIO の順にクリックします。
MPIO のプロパティ ウィンドウが表示されます。
2 MPIO デバイス タブで 追加 をクリックし、MPIO サポートを追加するデバイスの デバイスハードウェア ID を入力して、OK をクリックします。
3 デバイスハードウェア ID が マルチパスの検出 タブに表示されます。
メモ: デバイスのハードウェア ID は、ベンダー名と、MPIO の対応デバイスリスト内に MPIO によって維持されているデバイス ID と一
致する製品文字列の組み合わせです。ベンダーおよび製品
ID はストレージプロバイダによって提供され、各種ハードウェアに固有で
す。
4 DSM インストール タブで DSM INF ファイルを入力し、インストールまたはアンインストール をクリックして DSM をインストール / アンインストールし
ます。
5 構成のスナップショット タブで、システム上の現在の MPIO 構成のスナップショットをキャプチャし、キャプチャされる情報のためのファイル名を指定し
て キャプチャ をクリックします。
NAS システムの初期設定
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