Users Guide

メモ:
● このセクションは、network ステートメントを address-family {ipv4|ipv6} unicast で使用して、両方の VLT
ピアにあるプレフィックスをアドバタイズしている場合にのみ適用されます。
● network ステートメントを使用しておらず、redistribute connected を使用してプレフィックスをアドバタイズして
いる場合、この手順は必要ありません。
● network ステートメントを使用してアドバタイズされているプレフィックスが一方の VLT ピアのみに存在する場合、これ
らのプレフィックスについてのみこの手順を省略できます。
このセクションでは、VLT または VXLAN トポロジーでトラフィックの損失を最小限に抑えて 10.5.0.x または 10.4.3.x リリースから
10.5.2.0 以降のリリースに VLT をアップグレードするために必要な追加の手順について説明します。
メモ: 次の例では、IPv4 の手順について説明します。該当する場合は、IPv6 に対して同じ手順を実行してください。
1. それぞれルート マップを適用して、VLT ドメインの両方の VLT ピアでプレフィックスの origin を IGP に設定します。
OS10# configure terminal
OS10(config)# route-map set_origin
OS10(config-route-map)# set origin igp
OS10(config-route-map)# exit
OS10(config)# router bgp <AS-Number>
OS10(config-router-bgp-<AS-Number>)# address-family ipv4 unicast
OS10(configure-router-bgpv4-af)# network <prefix> route-map set_origin
OS10(configure-router-bgpv4-af)# end
OS10#
2. 前述の損失を最小限に抑えるための VLT アップグレード手順に従います。
3. 両方の VLT ピアのルートマップをそれぞれ削除します。
OS10(config)# router bgp <AS-Number>
OS10(config-router-bgp-<AS-Number)# address-family ipv4 unicast
OS10(configure-router-bgpv4-af)# no network <prefix> route-map set_origin
OS10(configure-router-bgpv4-af)# network <prefix>
OS10(configure-router-bgpv4-af)#
OS9 から OS10 へのアップグレード
OS9 スイッチを OS10 にアップグレードするには、最初に ONIE ブート メニューの［ONIE: Uninstall OS］オプションを使用して OS9
をアンインストールします。Uninstall オプションを使用すると、OS9 の設定とすべてのディスク パーティションが削除されます。
OS9 のアンインストール後、次の手順を実行して Dell EMC ONIE デバイスに OS10 をインストールしてください。
1. 既存の OS をアンインストールします。
2. OS10 イメージをダウンロードします。
3. ONIE を使用して OS10 をインストールします。
4. OS10 スイッチにログ インします。
5. OS10 ライセンスをダウンロードしてインストールします。
OS10 ソフトウェアのアップグレード 27