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OS10 ソフトウェアのアップグレード
この章では、Dell EMC PowerSwitch で SmartFabric OS10 ソフトウェア(OS10)をアップグレードする方法について説明します。
OS10 ソフトウェアはスタンドアロンの OS10 ノードまたは VLT セットアップ内の OS10 ノードでアップグレードできます。また、
スイッチを OS9 から OS10 にアップグレードすることもできます。OS10 のアップグレードは、Dell Digital Locker(DDL)からダウ
ンロードできます。工場出荷時にロードされた OS10 イメージには、永久ライセンスが含まれています。
[要件]
サーバー(HTTP、FTP、SCP、SFTP、TFTP)またはユニバーサル シリアル バス(USB)メディアにある SmartFabric OS10 ソフト
ウェア イメージ
表 7. アップグレード手順
タスク セクション
スイッチで OS10 をアップグレードする 次のいずれかの方法を使用できます。
● ZTD を使用した OS10 の自動アップグレード
● CLI からの OS10 の手動アップグレード
VLT ノードのペアで OS10 をアップグレードする 最小限のトラフィック損失で VLT ノードの OS10 をアップグレ
ード
OS9 から OS10 にアップグレードする OS9 から OS10 へのアップグレード
メモ:
● ONIE ファームウェアと OS10 イメージは同時にアップグレードしないでください。ONIE ファームウェアをアップグレー
ドしてから、OS10 イメージをアップグレードしてください。
● Z9100-ON スイッチで OS10 をアップグレードする場合は、ONIE の新規インストールを実行することをお勧めします。詳細
については、「ONIE を使用した OS10 ソフトウェアのインストール」を参照してください。OS10 をインストールした後に、
設定データとライセンス ファイルを外部ストレージにバックアップしていることを確認してください。
ZTD を使用した OS10 の自動アップグレード
ゼロ タッチ導入(ZTD)プロセスはデフォルトで有効になり、ONIE の検出プロセスと同様の自動検出プロセスを開始します。
ZTD は、管理ポートとフロントパネル ポートを含むすべてのインターフェイスで Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)ク
ライアントを起動します。ZTD は、すべてのインターフェイスで DHCP オプション 60(ベンダークラス指定子)を使用して DHCP
検出パケットを送信し、DHCP オファーをリッスンします。DHCP サーバーはその応答(DHCP オファー)でオプション 240 を使
用して応答します。オプション 240 には、有効な OS10 イメージと設定ファイルが含まれています。システムは ZTD を続行し、
OS10 イメージをインストールして設定ファイルを実行します。
メモ: オプション 240 を含んだ DHCP サーバーの応答は、管理ポートまたはフロントパネル ポートで受信します。
ZTD 自動検出は検出方法が完了するか、ztd cancel コマンドを使用して ZTD プロセスをキャンセルするか、CONFIGURATION
モードに入るまで実行されます。
[例:OS10 の自動インストール]
<165>1 2021-11-07T09:20:04.313553+00:00 OS10 dn-app-ztd 835
- - Node.1-Unit.1:PRI [event], Dell EMC (OS10) %ZTD-START: DHCP callback
received, starting Zero Touch Deployment
ZTD が完了したら、show ztd-status コマンドを使用して ZTD のステータスを確認してください。次のようなメッセージが表
示されます。
OS10# show ztd-status
-----------------------------------
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