Users Guide
ログのデフォルト場所の変更
Windows では SUU イベントログのデフォルト場所は <%systemdrive%>:\dell\suu です。Linux では、ログのデフォルト 場所は /var/log/dell/suu です。
suu に続けてコマンドとディレクトリのパスを入力すると、SUU のそのセッションのログのデフォルト場所を変更できます。SUU のセッションでログのディレクトリ場所を変更するには、次のように入力しま
す。
suu <コマンド> -directory <パス>
たとえば、suu -u-directoryc:\tmp と入力すると、システムでアップデートが実行され、ログが c:\dell\suu ではなく c:\tmp に転送されます。
比較レポートの表示
SUU 比較アプリケーションを実行するには、suu-c と入力します。ようこそ画面が表示されます。比較の進行中、次のメッセージと回転バーが表示されます。
| finding applicable system update set ( | 該当するシステムアップデートセットを検索中です)
完了すると、比較レポートが次の例のように表示されます。
========Comparison Results========
Component: BIOS
Component type: BIOS
current version: A11 < repository version A12
package name: PE1600SC-BIOS-WIN-Al2.exe
(========比較の結果========
コンポーネント:BIOS
コンポーネントの種類:BIOS
現在のバージョン:A11 < リポジトリのバージョン A12)
パッケージ名: PE1600SC-BIOS-WIN-Al2.exe
比較レポートには、システムにインストールされているコンポーネントと、それに相当する SUU リポジトリのコンポーネントのリストが表示されます。バージョンレベルの比較は >(より大きい)、< (より小
さい)、=(等しい)などの算術記号で示されます。このレポートには、コンポーネントのアップデートに使用できる Dell?UpdatePackageのリストも表示されます。
コンポーネントのアップデート
選択したコンポーネントでシステムをアップデートするには、suu -u と入力します。リポジトリ内のコンポーネントより古いコンポーネントのすべてがアップグレードされます。リポジトリのバージョンより新
しいシステムコンポーネントは、リポジトリのレベルのバージョンにダウングレードされます。
IPMI のインストール
-installIPMI コマンドは、Linux システムに OpenIPMI ドライバをインストール / アップデートします。アップデートに OpenIPMI ドライバのインストールが必要であることが検出された場合は、
suu -g、suu -c、suu -u、suu -p などのコマンドを実行すると、OpenIPMI ドライバのインストールを要求するエラーメッセージが表示されて SUU が終了します。 suu -g -installIPMI コマ
ンドを実行すると、GUI が開いて、OpenIPMI ドライバが自動的にインストール / アップグレードされます。
現在システムに OpenIPMI ドライバの古いバージョンがインストールされている場合は、-installIPMI コマンドを実行すると、『Dell Server Updates DVD』に含まれている OpenIPMI ドライ
バのバージョンにアップデートされます。
システムに OpenIPMI ドライバの同じまたは新しいバージョンがインストールされている場合は、-installIPMI コマンドを実行しても、現在インストールされているドライバには影響しません。
アップデートの進行状況の表示
-s | -stoponfail
最初のコンポーネントのアップデート中にエラーが発生した場合に、アップデートを中止します。
-iprog|-
inventoryprogress
システムのコンポーネントとリポジトリ内のコンポーネントとの比較の進行状況をパーセントで示します。
メモ: CLI からの アップデート コマンドはアップグレードとダウングレードの両方に使用できます。
メモ: 『Dell Server Updates DVD』に Linux 用 OpenIPMI ドライバが含まれています。