Dell OpenManage Server Update Utility バージ ョン 16.06.00 June 2016 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2016 Dell Inc. 無断転載を禁じます。この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産法で保護されています。Dell、お よび Dell のロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc.
目次 章 1: Dell OpenManage Server Update Utility について........................................................................5 主な特徴と機能.................................................................................................................................................................... 5 本リリースの新機能.............................................................................................................................................................6 対応オペレーティングシステム................................
一時フォルダの削除....................................................................................................................................................20 H661 ファームウェアのアップデート...................................................................................................................... 20 Remote Access Controller 仮想メディアの使用..................................................................................................... 20 SUU ディレクトリ名での特殊文字の使用....................................................
1 Dell OpenManage Server Update Utility につい て Dell OpenManage Server Update Utility(SUU)は、アップデートを識別してシステムに適用するために ISO で使用できるアプリケー ションです。SUU は DVD ベースのアプリケーションではなくなったため、ISO を USB ドライブ、またはネットワークドライブにコ ピーしてください。 SUU を使用すると、Dell PowerEdge システムをアップデートしたり、SUU をサポートするシステムに使用できるアップデートを表 示することができます。SUU はお使いのシステムに現在インストールされているコンポーネントのバージョンを、『Dell PowerEdge Server Update Utility』メディアに収録されているコンポーネントのバージョンと比較します。 SUU は、バージョンの比較レポートを表示し、コンポーネントをアップデートするための多様なオプションを提供します。 メモ: 管理者権限(Microsoft Windows の場合)または root 権限(Linux
表 1. 機能と機能性 (続き) 機能 説明 依存関係 デバイスのために使用できるアップデートについての情報を提供する機能です。 SUU は、一連の条件または要件が満たされているかどうかを判断するために、特定 のツールおよびアプリケーションを有効化します。これらの条件または要件は依存 関係と呼ばれています。依存関係のタイプには、前提条件と相互必要条件がありま す。詳細については、「比較レポート」を参照してください。 本リリースの新機能 ● Red Hat Enterprise Linux Server 7.
○ エンタープライズシステム管理 ○ メインフレーム ○ オペレーティングシステム ○ 公共機関向けソリューション ○ Serviceability Tools ○ サポート ○ ユーティリティ ○ 仮想化ソリューション 4.
2 グラフィカルユーザーインタフェースモードにつ いて グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)は、比較およびアップデート実行のためのインタラクティブなアプローチを提供しま す。 GUI を使って、以下のことができます。 ● システムによってインベントリされたデバイスバージョン、適用 Dell Update Package(DUP)バージョン、およびアップデート が必要なデバイスを示すシステム比較レポートの表示。 ● アップグレード、ダウングレード、またはシステムセットアップデートを実行する。 ● SUU 内の全プラットフォームの対応コンポーネントを表示するためのリポジトリの参照。 トピック: • • • • • • • • • GUI モードでの SUU の起動 必須条件エラーメッセージ ソフトウェア必須条件エラーの修正 ハードウェア必須条件エラーの修正 比較レポート システムコンポーネントのアップグレード システムコンポーネントのダウングレード システムコンポーネントのアップデート アップデートエラー GUI モードでの SUU の起動 SUU は、ネットワーク上の場所、または SUU ISO
Your system does not meet the required prerequisites for installing the Dell OpenManage software component. Therefore, the row for the software component is disabled in the Comparison Report. Click Continue to update the applicable hardware components.
4. Select the Product Family(製品の選択)リストから Servers, Storage, Networking(サーバ、ストレージ、ネットワーク)を 選択します。 5. Select the Product Line(製品タイプの選択)リストから、PowerEdge Server を選択します。 6. Select the Product Model(製品モデルの選択)リストから、使用している PowerEdge システムを選択して Confirm(確認) をクリックします。 7. Operating System(オペレーティングシステム)および Driver Language(ドライバ言語)ドロップダウンリストから、シス テムのオペレーティングシステムと言語を選択します。 8. Category(カテゴリ)ドロップダウンリストから、Systems Management(システム管理)を選択します。 9. 表示された結果表の File Title(s)(ファイルタイトル)列から、CD ISO - PowerEdge Updates Prerequisites v1.
表 2. 重大度のレベル (続き) 重大度のレベル ステータス 適用なし このアップデートは、お使いのシステムに適用されないもので す。システムのコンポーネントのバージョンがリポジトリのバ ージョンと同一であり、したがって、アップデートを行う必要は ありません。 比較レポートの機能 比較レポート は、表示、並べ替え、エクスポートを行うことができます。 表 3. 比較レポートの機能 タスク Action レポートの表示 レポートを表示するには、左ペインでお使いのシステムのホス ト名をクリックします。 列の並べ替え 列を並べ替えるには、列名をクリックします。 メモ: 列は昇順または降順に並べ替えられます。 レポートのエクスポート レポートをエクスポートするには、レポートのエクスポート をク リックします。 メモ: レポートは .csv、.html、または .
システムコンポーネントのダウングレード SUU は、システムにインストールされているコンポーネントを、リポジトリ内の利用可能なコンポーネントのバージョンと比較し ます。システム内のコンポーネントがリポジトリのバージョンよりも新しい場合には、比較レポートの右上隅の ダウングレードを 有効にする ボタンが有効になります。 リポジトリのコンポーネントをダウングレードするには、次の手順を実行します。 1. ダウングレードを有効にする を選択します。 SUU は システムセットアップデートを有効にする を無効にし、リポジトリバージョンよりも新しいコンポーネントのバージョ ンのみをダウングレードに選択します。 2. ダウングレード を選択します。ダウングレード可能なすべてのコンポーネントが自動的に選択されます。 3. アップデートの確認 ダイアログボックスで、はい をクリックして確認して次に進むか、いいえ をクリックしてキャンセルしま す。 コンポーネントのダウングレードを実行中、SUU はアップデートレポートを表示します。ダウングレードが完了すると、アップ デート完了 ダイアログボックスが表示されます。 4.
3 コマンドラインインタフェースモードについて コマンドラインインタフェース(CLI)モードでは、比較およびアップデートを実行するために、コマンドプロンプトからコマンド を使用することが可能になります。 CLI モードでの SUU の実行は、Dell Server Updates ルートディレクトリで行ってください。ネットワーク共有から SUU を実行して いる場合は、Dell Server Updates ISO の内容を共有ディレクトリにコピーし、この共有ディレクトリから CLI を実行してください。 CLI を使って、以下のことができます。 ● 比較およびアップデートの実行。コマンドのリストについては、「CLI コマンドのリスト」を参照してください。 ● アップデート進行状況の表示。 トピック: • • CLI モードでの SUU の起動 CLI コマンドのリスト CLI モードでの SUU の起動 SUU は、SUU ISO がマウントされているディレクトリから実行することができます。複数システムでのコンポーネントのアップ デートを CLI モードで実行するには、次の手順を実行します。 1.
表 4.
4 Server Update Utility とその他コンポーネント との統合 SUU と他のコンポーネントと統合する可能性には、次のようなものがあります。 ● SUU と OpenManage Essentials との統合 ● Dell Repository Manager を使用したカスタム SUU の作成 ● SUU のエクスポート トピック: • • • SUU と OpenManage Essentials との統合 Dell Repository Manager を使用したカスタム SUU の作成 SUU のエクスポート SUU と OpenManage Essentials との統合 OpenManage Essentials は、企業ネットワーク内の Dell システム、デバイス、およびコンポーネントの包括的な表示を提供するハー ドウェア管理アプリケーションです。Dell システムおよびその他デバイスのためのウェブベースの 1 対多システム管理アプリケー ションである OpenManage Essentials では、次が可能です。 ● ● ● ● ● システムの検出およびインベン
必要なプラグインがインストールされているているかどうかをチェックしています ... が表示されます。 メモ: 必要なプラグインがシステムにインストールされていない場合は、ここをクリックして、プラグインをインストール する のリンクが表示されます。 6. 必要なプラグインをインストールするには、ここをクリックしてプラグインをインストール リンクをクリックします。 ダイアログボックスに、進捗状況バーと共に お待ちください… が表示されます。 7. プラグインのダウンロードが完了したら、レポート ダイアログボックスが表示されます。 ダイアログボックスを 閉じ ます。 8. 最新のプラグインがインストールされたら、インストールされたプラグインのバージョンが表示されます。次へ をクリックしま す。 9. フォルダを参照 ダイアログボックスで、ローカルドライブ上の ISO ファイルの保存先として指定するフォルダを選択し、OK を クリックします。 10. 終了 をクリックします。 ダイアログボックス、お待ちください... に、ISO の作成の進捗状況が表示されます。 11.
8.
5 既知の問題とよくあるお問い合わせ(FAQ) 本項では、Dell OpenManage Server Update Utility(SUU)に関する既知の問題と、よくあるお問い合わせ(FAQ)について説明しま す。 トピック: • • 既知の問題 よくあるお問い合わせ(FAQ) 既知の問題 以下は、Dell OpenManage Dell OpenManage Server Update Utility(SUU)でこれまでに判明しているいくつかの問題です。 Red Hat Enterprise Linux 7.2 オペレーティングシステムで SUU GUI を 開くことができません SUU GUI が Red Hat Enterprise Linux 7.2(64 ビット)オペレーティングシステムで起動できない場合、次の操作を実行します。 ● ターミナルで次のコマンドを実行します。 ○ #echo -e "Section \"Device\"\nIdentifier \"Device0\"\nOption \"SWCursor\" \"True \"\nEndSection" > /etc/X11/
4. 右クリックして、プロンプトなしで昇格 を選択します。 64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムにおける DUP の失敗 64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムで DUP の実行に失敗した場合、以下の RPM を手動でインストールし ます。 ● ● ● ● ● ● compat-libstdc++-33.i686 libstdc++-4.4.4-13.el6.i686 libxml2.i686 libXp.i686 libXtst.i686 nss-softokn-freebl-3.12.9-11.el6.
PERC ファームウェアのアップデート システムに複数の PERC(PowerEdge Expandable RAID Controller)カードがインストールされている場合、すべての PERC カードの ファームウェアをアップデートするには、SUU アップデートを複数回実行する必要があります。1 回目の SUU アップデートで PERC カードのアップデートに失敗しても、複数回のアップデートを実行することによりすべてのカードをアップデートすることができま す。 アップデートを行う PERC カードに対して、アップデート以外のプロセス(整合性チェック、バックグラウンド初期化(BGI)な ど)が実行されていると、PERC アップデートパッケージが失敗する可能性があります。アップデートパッケージを実行する前に、 あらかじめこのようなプロセスが実行中でないことを確認してください。 同じセッションでのシステムインベントリの再起動 var または tmp フォルダに十分な空き容量がない場合、SUU で、同じセッション内のシステムインベントリを再起動することはで きません。 Linux において var または tm
RAC DUP パッケージの実行 第 9 世代および第 10 世代の PowerEdge サーバーでは、Remote Access Controller(RAC)DUP パッケージ(RAC 4/P または RAC 4/ i)の実行中に SUU を起動すると、DUP パッケージのアップデートが停止します。この問題を解決するため、SUU は RAC DUP パッ ケージのアップデート完了後にのみ行うようにしてください。 よくあるお問い合わせ(FAQ) Linux システムで suu -c を実行すると、「インベントリコレクタの実行に問題があります」というエラーが表示されます。このエラ ーの原因と修正方法を教えてください。 SUU のサブコンポーネントであるインベントリコレクタには、システムに libstdc++-libc6.2-2.so.3 共有ライブラリが必要です。 サポートされている Red Hat Enterprise Linux のバージョンを実行している場合は、compat-libstdc++ RPM を RedHat.
メモ: TPM のセキュリティ設定については、『Dell OpenManage Server Administrator オンラインヘルプ』または dell.com/ openmanagemanuals の『Dell OpenManage Server Administrator ユーザーズガイド』を参照してください。 SUU を実行できず、「SUU ログシステムでエラーが発生しました。ディスク容量が不足しています」というメッセージが表示され ます。 SUU の実行中は、ログディレクトリ <%systemdrive%>:\dell\suu(Windows オペレーティングシステムを実行しているシステム) および /var/log/dell/suu(Linux オペレーティングシステムを実行しているシステム)に、10 MB 以上の空き容量があることを確 認してください。また、ログファイルを異なるディレクトリにに保存することもできます。詳細に関しては、SUU コマンドライン オプションを参照してください。 22 既知の問題とよくあるお問い合わせ(FAQ)