Users Guide
SAS 6/iR BIOS 51
劣化状態の仮想ディスクの交換とリビルド
RAID 1
仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生した場合は、ディス
クの交換と仮想ディスクの再同期化を行う必要があります。次の手順で物
理ディスクを交換すると、同期化は自動的に行われます。
1
障害の発生した物理ディスクを、同種で容量が同等以上の空のディ
スクと交換します。
2
管理アプリケーションまたは
BIOS
設定ユーティリティ(
Ctrl-C
)を
チェックして、同期化が自動的に開始されたことを確認します。
メモ: ボリュームのリビルド中にハードドライブの追加または削除を
行った場合、同期化は最初からやり直しになります。同期化の処理が進行
中の場合は、同期化が完了してからハードドライブの追加または削除を
行ってください。
メモ: ハードドライブをシステムから取り外す場合は必ず、ハードドラ
イブから設定情報をすべて削除してください。それらのハードドライブを
システムレベルの異なるアプリケーションに移行する場合以外は、BIOS
設定ユーティリティまたは OS そのものを使用して RAID 構成を削除すれ
ば、設定情報は削除されます。SAS 6/iR ホットスペアの機能を使用するに
は、ハードドライブが挿入されているスロットが、それらのハードドライ
ブがメンバーとなっている仮想ディスクと関連付けられている必要があり
ます。異種または古い(期限切れの)設定情報が保存されているハードド
ライブを既存の仮想ディスクと関連付けられているスロットに挿入しない
でください。
メモ: リビルドの途中でシステムを再起動した場合、リビルドは最初か
らやり直しになります。ボリュームのリビルドに要する時間は、メンバー
ディスクの容量やリビルド中に行われるその他のシステムアクティビティ
に応じて異なります。リビルド中にほかのアクティビティがない場合、リ
ビルドの速度は毎秒約 30 MB です。