Users Guide
SAS 6/iR BIOS 49
仮想ディスクのアクティブ化
たとえば、仮想ディスクを
1
つの
SAS 6/iR
コントローラから取り外して別
のコントローラに移動すると、仮想ディスクは非アクティブになります。
Activate
(アクティブにする)オプションを使用すると、システムに追
加されている非アクティブな仮想ディスクを再アクティブ化できます。こ
のオプションは、選択した仮想ディスクが現在非アクティブである場合に
のみ使用できます。
メモ: 移行先のシステムで仮想ディスクとホットスペアが最大数に達し
ている場合は、ボリュームまたはホットスペアを移行しないでください。
仮想ディスクの最大数とホットスペアの最大数は、共に 2 です。この数を
超えると動作不良が生じる場合があります。
1
Activate Mirror
(ミラーのアクティブ化)を選択します。
2
アクティブ化を続行するには
Y
を、中止するには
N
を押します。
少しの間をおいて、仮想ディスクがアクティブになります。
メモ: 移行した仮想ディスクのアクティブ化は、移行される仮想ディス
クが最適な状態で、すべての物理ディスクが含まれている場合にのみサ
ポートされます。
メモ: 定義済みのホットスペアが設定済みのネイティブ仮想ディスクを
持つ SAS6/iR コントローラに、ホットスペアドライブが定義済みの仮想
ディスクを移行し、ホットスペアの総数がホットスペアのサポートされて
いる最大数(2)を超えた場合、移行されたホットスペアドライブは削除
されます。再起動すると、それらのドライブは基本ドライブとして表示さ
れます。次に、CTRL-C または RAID 管理アプリケーションを使用して、希
望する仮想ディスクとホットスペアドライブの構成を作成することができ
ます。
仮想ディスクの移行とアクティブ化
仮想ディスクとホットスペアは、他の
SAS 6/IR
コントローラからのみ移
行できます。
SAS 5
シリーズや
PERC
シリーズのコントローラを含め、そ
の他のコントローラから仮想ディスクを移行することはできません。移行
プロセス中は、ドライブの取り外しと取り付けの前にすべてのシステムの
電源を切る必要があります。別のコントローラに移行したボリュームは非
アクティブになるため、アクティブにする必要があります。仮想ディスク
をアクティブにするには、
49
ページの「仮想ディスクのアクティブ化」
を参照してください。