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12 概要
RAID について
RAID
とは複数の独立した物理ディスクによるグループで、データの保存
やデータへのアクセスに使用するドライブの数を増やすことでパフォーマ
ンスやデータの可用性を高めます。
RAID
ディスクのサブシステムは、
I/O
パフォーマンスとデータの可用性を高めます。物理ディスクグループは、
ホストシステムでは
1
台のストレージユニットとして認識されます。複
数のディスクに同時にアクセスできるため、データスループットが向上し
ます。
RAID
システムを使用することで、データストレージの可用性と
フォールトトレランスも向上します。
RAID レベル
RAID 0
では特に、データの冗長性を必要としない環境で大きなファイル
を扱う際に、ディスクストライピングを使用して高いデータスループット
を実現します。
内蔵ミラーリング(
RAID 1
)ではディスクミラーリングを使用し、
1
つの
物理ディスクに書き込まれるデータが同時に別の物理ディスクにも書き込
まれます。このタイプの
RAID
は、大容量を必要としない代わりにデータ
の完全な冗長性を必要とする小型のデータベースその他のアプリケーショ
ンに適しています。
注意: 内蔵ストライピングの仮想ディスクで失われたデータは、物理
ディスクの障害時に回復できません。