Users Guide
SAS 5/iR BIOS 35
仮想ディスクのアクティブ化
たとえば、仮想ディスクを
1
つの
SAS 5/iR
コントローラから取り外して別のコントローラまたはコ
ンピュータに移動すると、仮想ディスクは非アクティブになります。
Activate Mirror
(ミラーの
アクティブ化)オプションを使用すると、システムに追加されている非アクティブな仮想ディスク
を再アクティブ化できます。このオプションは、選択した仮想ディスクが現在非アクティブである
場合にのみ使用できます。
1
Activate Mirror
(ミラーのアクティブ化)を選択します。
2
アクティブ化を続行するには
Y
を、中止するには
N
を押します。
少しの間をおいて、仮想ディスクがアクティブになります。
メモ: 移行した仮想ディスクのアクティブ化は、移行される仮想ディスクが最適な状態で、すべての
物理ディスクが含まれている場合にのみサポートされます。
仮想ディスクの削除
注意: 仮想ディスクを削除する前に、削除しない方の仮想ディスクの全データのバックアップを必ず
取っておいてください。
選択した仮想ディスクを削除するには、次の手順を実行します。
1
Delete Virtual Disk
(仮想ディスクの削除)を選択します。
2
仮想ディスクを削除するには
Y
を、削除を中止するには
N
を押します。
3
<F3>
を押して、仮想ディスクの削除を了解します。少しの間をおいて、ファームウェアが仮
想ディスクを削除します。
注意: 仮想ディスクの物理ディスクを取り外した後、SAS 5/iR コントローラから仮想ディスクの設定
を削除すると、物理ディスクを同じ SAS 5/iR コントローラに戻した場合に、それらの物理ディスクは、
RAID の関連付けを持たないシンプルディスクとしてのみ表示されます。BIOS 設定ユーティリティを使
用して仮想ディスクを SAS 5/iR コントローラから削除すると(物理ディスクのメンバーが存在するか
どうかに関係なく)、仮想ディスクを復元することはできません。
劣化状態の仮想ディスクの交換とリビルド
IM
仮想ディスク内の物理ディスクに障害が発生した場合は、ディスクの交換と仮想ディスクの再同
期化を行う必要があります。次の手順で物理ディスクを交換すると、同期化は自動的に行われます。
1
障害の発生した物理ディスクを、種類と容量が等しい空のディスクと交換します。
2
管理アプリケーションまたは
BIOS
設定ユーティリティ(
Ctrl-C
)をチェックして、同期化が自
動的に開始されたことを確認します。
メモ: Dell SAS 5/iR コントローラは、一貫した仮想ディスクの移行のみをサポートしており、仮想
ディスクのホットマイグレーション(システム稼働中のままの移行)はサポートされていません。