Users Guide
ドライバのインストール 23
ドライバアップデートディスケットの作成
DUD
を作成する前に、次のファイルが必要です。
メモ: これらのファイルは SAS 5/iR ドライバパッケージによってインストールされます。この時点で
はユーザーは何もする必要がありません。
•
ディレクトリ
/usr/src/mptlinux-<
ドライバのバージョン
>
には、ドライバのソースコード
dkms.conf
、およびドライバの仕様ファイルが含まれています。
•
サブディレクトリ
redhat_driver_disk
には、
DUD
の作成に必要なファイルが含まれてい
ます。必要なファイルは、
disk_info
、
modinfo
、
modules.dep
、および
pcitable
です。
•
Red Hat Enterprise Linux
(バージョン
4
)よりも古い
OS
用の
DUD
イメージを作成するには、
ドライバをコンパイルするためにカーネルソースパッケージをインストールする必要があり
ます。
Red Hat Enterprise Linux 4
の配布には、カーネルソースは必要ありません。
DKMS
ツールを使用して
DUD
を作成するには、次の手順を実行します。
1
Red Hat Enterprise Linux
を実行しているシステムで、
DKMS
が有効に設定された
SAS 5/iR
ドライバの
rpm
パッケージをインストールします。
2
任意のディレクトリで次のコマンドを入力します。
dkms mkdriverdisk -d redhat -m mptlinux -v < ドライバのバージョン >
-k < カーネルのバージョン >
3
複数のカーネルバージョンの
DUD
イメージを作成する場合は、次のコマンドを使用します。
dkms mkdriverdisk -d redhat -m mptlinux -v < ドライバのバージョン >
-k < カーネルのバージョン _1> -k < カーネルのバージョン _2> ...
4
作成した
DUD
イメージは、
SAS 5/iR
ドライバの
DKMS
ツリー内に表示されます。
メモ: DKMS パッケージは、Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux の両方をサポートします。
ドライバのインストール
Red Hat Enterprise Linux
(バージョン
3
、
4
、
5
)および適切なドライバをインストールするには、
次の手順を実行します。
1
『
Red Hat Enterprise Linux installation CD
』から通常の方法で起動します。
2
コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。
Linux expert dd
3
ドライバディスケットの挿入を求めるメッセージが表示されたら、ディスケットを挿入し、
<Enter>
を押します。
ドライバディスケットの作成方法については、
19
ページの「ドライバディスケットの作成」
を参照してください。
4
プログラムの指示に従ってドライバのインストールを完了します。