Administrator Guide
8 DDP|ST for Android 管理者ガイド
ワンタイムパスワード(OTP)リカバリの有効化
この機能は、パスワードを忘れたユーザーが Dell タブレットをロック解除するためのワンタイムパスワードを受け取ってパ
スワードをリセットすることを可能にします。この機能を有効にするには、まず最初にこのタブレットと、Dell Security
Tools
アプリを実行するスマートフォンまたはモバイルデバイスとタブレットとをペアにしておく必要があります。
OPT リカバリの有効化ポリシーは、その他すべてのワンタイムパスワードポリシーに対する「マスターポリシー」です。
ログイン画面では、タブレットがペアになっている場合でも、OTP リカバリを許可する前にポリシーがチェックされます。
ワンタイムパスワードを有効にするには、次の手順を実行します。
1 リモート管理コンソールで、OTP リカバリの有効化ポリシーを True に設定します。
• True – 一回限りのパスワードリカバリ機能が有効になり、ユーザーは、アカウントパスワードを損失した場合にペ
アのモバイルデバイスを使用して一回限りのパスワードを生成し、アカウントのロック解除に使用することができ
ます。
• False(デフォルト) – ユーザーは、他の OTP ポリシーの値に関わらず、OTP を使用してアカウントをロック解除
することができなくなります。
メモ:ユーザーが DDP|ST Mobile Pairing アプリを開いてデバイスのペアリングを行うと、アプリはまず最初に OTP リカバリが有効
になっているかどうかをチェックします。ユーザーがそれぞれのタブレットを他のデバイスとペアリングした後で、
OTP リカ
バリの有効化ポリシーが
False に設定されている、または False に変更されると、ユーザーのタブレットには DDP|ST Mobile
Pairing
アイコンが表示されません。
2 OTP リカバリ試行最大数を設定します。オプションは 5 ~ 10 で、デフォルトは 5 です。
3 最大リカバリ試行失敗アクションに値を設定します。
4 デフォルトオプションはペア解除で、タブレットとモバイルデバイスのペアが解除され、ワンタイムパスワードリカバ
リが無効化されます。
5 ポリシーをコミットします。
DDP|ST Password Manager の設定
DDP|ST Password Manager アプリでは、ユーザーがパスワードをセキュアに管理することができます。ユーザーは、パス
ワードをマスターキーで保護するアプリ内にすべてのパスワードを保存することができます。マスターキーはマスターパス
ワードでのみロック解除することができます。DDP|ST Password Manager に保存されたその他のすべてのパスワードにア
クセスするためにユーザーが記憶する必要があるのは、マスターパスワードのみです。
DDP|ST Password Manager の有効化
リモート管理コンソールで Password Manager を有効にするには、Password Manager の有効化ポリシーを True に設定
します。これは
Password Manager のマスターポリシーです。
• True - Password Manager が使用可能で、ユーザーの新しいログオン資格情報を受け入れて保存します。
• False(デフォルト) - 他のポリシー値に関わらず、Password Manager は使用できません。
Password Manager マスターパスコードの要件の設定
次のポリシーを設定することによって、Password Manager マスターパスコードの要件を設定することができます。
1 パスコードの最小長 の値を指定します:
• 0 ~ 18 文字(デフォルトは 8)
2 文字ポリシーの値を指定します:
• パスコードでシンプルな文字を許可
• True(デフォルト) – パスコードには、反復文字、または昇順 / 降順文字(ABC、321 など)を使用すること
ができます。
• False – シンプルパスコードは許可されません。
• パスコードには英数字が必要
• True(デフォルト) – パスコードには、文字と数字の組み合わせが必要です。
• False – パスコードに英数字は不要です。