Release Notes
SR-IOV 対応 QLogic カードを搭載したまま再起動すると
システムがクラッシュする
説明 SR-IOV 対応 QLogic カードを搭載したシステムを再起動すると、システムがクラッシュして、/var/crash
にコアダンプ(vmcore)が生成されます。
対象
Red Hat Enterprise Linux 8.0 以降
原因: システムのクラッシュは qede ドライバーの問題が原因で発生します。
回避策 システムを再起動する前に、SR-IOV を無効にします。SR-IOV を無効にするには、次のコマンドを実行しま
す。
echo0 > /sys/class/net/network inteface name/device/sriov_numfs
詳細については、Red Hat のナレッジベース記事 4991311 を参照してください。
解決方法: この問題は Red Hat Enterprise Linux 8.2 で解決されています。
影響を受けるシス
テム
すべての Dell EMC PowerEdge サーバー
トラッキング番号 151479、152995、152997
システムの再起動後にディスク データ フォーマット
(DDF)デバイスが/proc/mdstat にリストされない
説明: ディスク データ フォーマット(DDF)ベースの MD 仮想ディスク(VD)デバイスは、この MD VD デバイス
が複数存在する場合、システムを再起動すると/proc/mdstat ファイル内にリストされなくなります。
対象:
Red Hat Enterprise Linux 8.0 以降
原因: 該当なし
対策: MD VD デバイスを作成したら、システムを再起動する前に、次のコマンドを実行します。
mdadm --detail --scan >> /etc/mdadm.conf
メモ: システムの再起動前にファイルを調べて、以前に作成した MD VD デバイスが変更されていないこ
とを確認します。
詳細については、Red Hat のナレッジベース記事 4990891 を参照してください。
影響を受けるシス
テム:
すべての Dell EMC PowerEdge サーバー
トラッキング番号: 152384
NVMe ファームウェアのアップデートを nvme-cli ユーテ
ィリティーを使用して実行すると dmesg にエラーが表示
される
説
明:
NVMe ファームウェアのアップデートを nvme-cli ユーティリティーを使用して実行すると、エラー メッセ
ージ「Get FW SLOT INFO log error」が表示されます。この問題が発生するのは、ドライブ ファームウ
ェアがリセットなしで即時アクティブ化する要求を受信した場合です。デル提供のファームウェア アップ
デート パッケージを用いたファームウェアのアップデートをした場合、このメッセージは表示されません。
機能の損失はありません。
修正 9