Release Notes
1. 次のコマンドで、NVMe デバイスが接続されている親デバイスを特定します。
lspci -t
-+-[0000:e0]-+-00.0
| +-00.2
| +-01.0
| +-02.0
| +-03.0
| +-03.1-[e2]----00.0
上記のスニペットから、デバイス e2:00.0 が NVMe デバイスであり、デバイス e0:03.1 が親デバイ
スであることがわかります。この親デバイスは、後述する手順で使用されます。
2. 次のコマンドを実行して、PCI Express 機能構造におけるスロット ステータス レジスターを読み出しま
す。
setpci -s e0:03.1 CAP_EXP+0x1a.w
出力:0148(戻り値)
3. 次のコマンドを実行して、影響を受けるイベント ビットをクリアします。
setpci -s e0:03.1 CAP_EXP+0x1a.w=0x0108
4. 次のコマンドを実行してスロット ステータス レジスターを再読み出しし、イベント ビットがクリアされ
ていることを確認します。
setpci -s e0:03.1 CAP_EXP+0x1a.w
出力:0040(戻り値)
5. ドライブのプラグを取り外してからドライブをプラグインする操作をイベント ビットのクリア後に行い
ます。
ソリューション この問題は、Red Hat Enterprise Linux 8.2 の z-stream カーネル バージョン kernel-4.18.0-193.13.2.el8_2.x86_64
以降で解決されています。
影響を受けるシス
テム:
PowerEdge R6515、PowerEdge R7515、PowerEdge R6525、PowerEdge C6525、PowerEdge R7525
トラッキング番号: 155501、155503
起動中にオペレーティング システムが dracut シェルに入
る
説明:
Red Hat Enterprise Linux 8.1 が PowerEdge RAID コントローラー(PERC)仮想ディスク(VD)にインストール
されている場合、システムが再起動されると、この起動プロセス中にシステムが次のエラー メッセージを表
示して dracut シェルに入ります。
scsi_alloc_sdev: Allocation failure during SCSI scanning
対象: Red Hat Enterprise Linux 8.1
原因: ブロック デバイス割り当てコードの問題が原因で SCSI ディスクの検出が失敗します。
解決方法: カーネルをバージョン 4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64 以降にアップデートします。
影響を受けるシス
テム:
すべての Dell EMC PowerEdge サーバー
トラッキング番号: 160374
8 修正