Release Notes
アウトオブボックス ドライバーを Red Hat Enterprise
Linux 8.x にインストール中に、ドライバーの依存関係が一
致しないというエラーが報告される
説明: オペレーティング システムのインストール時にアウトオブボックス(OOB)ドライバーをインストールする
ために、 inst.dd を使用してインストールを行う(フラッシュ ドライブ、ドライバー パッケージ、HTTP、
NFS、FTP)と、ドライバーの依存関係が一致しないというエラーが表示されます。オペレーティング システ
ムがアウトオブボックス(OOB)ドライバーを使用する初回のインストール以後は、この依存関係のエラー
は表示されません。この問題は業界全体の問題であり、Dell EMC PowerEdge サーバーに限った問題ではあり
ません。
対象: Red Hat Enterprise Linux 8 以降
対策: インボックス バージョンの OOB ドライバーのインストールをブロックします。
影響を受けるシス
テム:
Dell EMC PowerEdge yx4x および yx5x サーバー
トラッキング番号: 176624
dmesg がシステム起動中に完全性測定アーキテクチャ
(IMA)ドライバー関連のメッセージを表示する
説明: TPM 2.0 チップが SHA-256 アルゴリズムで有効化されている場合、dmesg がシステム起動中に次のような
IMA ドライバー関連のメッセージを表示します。
ima: Allocated hash algorithm: sha1
ima: Error Communicating to TPM chip
対象: Red Hat Enterprise Linux 8.1 以降
原因: 完全性測定アーキテクチャ(IMA)ドライバーは現在、SHA-1 アルゴリズムのみをサポートしています。
解決方法: IMA の機能が必要な場合に限り、SHA-1 を TPM の暗号化アルゴリズムとして有効にします。それ以外の場
合、このメッセージを無視し、TPM の暗号化アルゴリズムとして SHA-256 を引き続き使用します。このエ
ラー メッセージは、TPM 2.0 の機能に関するエラーを示すものではありません。詳細については、Red Hat の
ナレッジベース記事 5026541 を参照してください。
影響を受けるシス
テム:
Dell EMC PowerEdge yx4x および yx5x サーバー
トラッキング番号: 165260
Red Hat Enterprise Linux 8.1 で、dmesg が TPM および
NVDIMM 関連のメッセージを表示する
説
明:
TPM 2.0 チップを有効にして Red Hat Enterprise Linux バージョン 8.1 を起動すると、dmesg が次のメッセージ
を var/log/message に表示します。
No TPM handle discovered.
failed to open file /etc/ndctl/keys/nvdimm-master.blob: No such file or
directory
システム BIOS で有効にしている場合、TPM チップの機能には影響しません。これは表示上の問題であり、
無視してかまいません。
対象: Red Hat Enterprise Linux 8.1 以降
18 既知の問題