Release Notes

NVMe デバイスが予期せず取り外されたときに dmesg が
エラー メッセージを表示する
説明： NVMe デバイスが NVMe ドライバーからバインド解除された後で予期せず取り外されると、dmesg また
は/var/log/messages で次のエラー メッセージが表示されます。
kernel: pcieport 0000:b0:06.0: Timeout waiting for Presence Detect
kernel: pcieport 0000:b0:06.0: link training error: status 0x8001
kernel: pcieport 0000:b0:06.0: Failed to check link status
対象： Red Hat Enterprise Linux 8.2 以降
解決方法： この問題は表示上の問題であり、無視してかまいません。
原因： 表示されているエラーの遠因は pciehp ドライバーの問題です。
影響を受けるシス
テム：
Dell EMC PowerEdge R740XD および Dell EMC PowerEdge R7525。
トラッキング番号： 180987
RAID アレイの 1 つが予期せず取り外された場合に、RAID
0 論理ボリュームのステータスが「Available」として表示
される
説明： LVM（論理ボリューム マネージャー）を使用して RAID 0 アレイを作成し、RAID アレイのメンバーが予期せ
ず取り外された場合、lvdisplay コマンドで論理ボリューム（LV）ステータスが「Available」として表示され
ます。
対象： Red Hat Enterprise Linux 8.2 以降。
解決方法： コマンド「lvs -o +lv_health_status」を使用して、RAID アレイのステータスを確認します。RAID アレイのメ
ンバーが削除されると、コマンドの出力「Partial」が表示されます。
影響を受けるシス
テム：
NVMe の予期しない取り外しをサポートするすべての Dell EMC PowerEdge システム
トラッキング番号： 175865
RAID 5 MD アレイから 2 台の NVMe デバイスが予期せず
取り外されると、「/proc/mdstat」コマンドおよび「mdadm
-D」コマンドが誤ったステータスを表示する
説
明：
RAID 5 MD アレイから 3 台の NVMe デバイスのうち 2 台が予期せず取り外された場合、「cat/ proc/
mdstat」コマンドはアレイのステータスを誤ってアクティブとして表示します。同様に、「mdadm
-D /dev/mdN」コマンドを使用して MD RAID ステータスのクエリーを実行すると、表示されているアクテ
ィブなデバイスの数は 2 つとなります。正しくないのは報告されたアレイのステータスのみです。ただし、
I/O 動作が実行されると、I/O エラーは予想どおりに観察されます。
対象： Red Hat Enterprise Linux 8.2 以降。
原因： 予期せず取り外されたデバイスの数が、アレイが機能するために必要なデバイスの数を超えると、MD のス
テータスはアップデートされません。
影響を受けるシス
テム：
NVMe の予期しない取り外しをサポートするすべての Dell EMC PowerEdge システム
26 既知の問題