Release Notes
Red Hat Enterprise Linux 7 が UEFI モードで起動しない
ことがある
説明: Red Hat Enterprise Linux 7 をハードドライブから UEFI モードで起動した後、grub コマンドラインに移動する
ために C を入力してから exit を入力すると、システムが自動的に再起動し、レッドスクリーン(RSOD)
が表示されます。
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.0
原因: システムサービスの実行が完了する前に Grub2 ブートローダが終了します。
対策: Esc を押して grub コマンドラインを終了します。
iDRAC ネットワークが共有 LOM モードに設定されている
場合、iDRAC 仮想メディアを使用した Red Hat Enterprise
Linux 7 のインストールが再開されない
説明: iDRAC ネットワークが 共有 LOM モードに設定されているときに iDRAC 仮想メディアを使用して Red Hat
Enterprise Linux 7 をインストールすると、LOM(LAN on Motherboard)デバイスで Red Hat Enterprise Linux 7
インストーラがリセットを開始します。
対象: Red Hat Enterprise Linux 7
原因: スイッチでスパニング ツリーが有効になっていると、スイッチポートのネットワーク トラフィックの転送に
遅延が生じる場合があります。この遅延によって iDRAC または仮想メディアへの接続が失われ、インストー
ルが停止します。しばらくして接続が回復しても、インストールは再開されません。これは、インストーラ
ーの想定された挙動です。
対策: 仮想メディアのインストール中は、STP(スパニングツリープロトコル)を無効にする、またはアップリン
クポートの PortFast を iDRAC に設定します。
Red Hat Enterprise Linux 7 で OMSA サービスを開始する
とカーネルパニックが発生する
説明: Red Hat Enterprise Linux 7 で OpenManage Server Administrator(OMSA)サービスを開始すると、カーネルパ
ニックが発生します。
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.0
原因: カーネル タイマー機能のサービスにより多くの時間がかかっており、他のコードによるタイマー ハードウェ
ア(APIC タイマー)のリセットを防止するために、カーネルがフラグを設定することがあります。この場
合、カーネルは、タイマー ハードウェアをプログラムし、カーネル タイマー機能の実行に対して、最大 100
ミリ秒のタイムアウトを設定します。次回のタイマー ハードウェアの割り込みでは、このフラグがクリアさ
れます。ただし、カーネルでは、1 つの特定コード パスでこのフラグが無視されるというバグが見つかって
います。このバグで不具合が生じると、タイマー ハードウェアは、誤ったタイムアウト値に設定される可能
性があります。この誤ったタイムアウト値は 10 秒以上になることがあり、この時間中、カーネル タイマー機
能が実行されないことになります。
対策: カーネルを Z-stream カーネルにアップデートします。
既知の問題 39