Release Notes
/var/log/messages にログされたベースアドレスレジ
スタのアドレスを読み取れない
説明: Red Hat Enterprise Linux 7 を正常にインストールした後もベースアドレスレジスタ(BAR)のアドレスを読み
取ることができず、次のエラーメッセージが表示されます。
BAR 2: failed to assign [mem size 0x00000040]
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.2
原因: Linux PCIe 層は、起動するごとにすべての PCIe BAR の割り当てを試行します。Intel E5 - 26xx v4 のホーム
エージェントデバイスに BAR レジスタがあることは期待されていませんが、ホームエージェントデバイスは
カーネルによるクエリ時に正の値を返します。
対策: 機能損失はないため、このエラーメッセージは無視してかまいません。
再起動後に劣化した S130 ボリュームが検知できない
説明: S130 RAID1 ボリュームのドライブのひとつが失敗し、システムが再起動されると、再起動後に RAID1 ボリュ
ームが使用できなくなります。
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.2
原因: S130 ボリュームは、劣化すると read-auto になるように設計されており、その後の起動中に非アクティブ
としてマーク付けされます。
対策: mdadm --R /dev/md<number of the drive> を実行して、再起動後も劣化モードでボリュームが検知
されるように設定します。
Red Hat Enterprise Linux 7 を無人インストールを使って
16
番目のハードドライブスロットにインストールできない
説明: Red Hat Enterprise Linux 7 を無人インストールを使って 16
番目のハードドライブスロットにインストールで
きません。
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.2
原因: ディスクスロットの命名規則が、システム内の BIOS ドライブ規則と拮抗しています。
対策: システム内にあるこれ以外のスロットに取り付けられたハードドライブを使用して Red Hat Enterprise Linux
7 をインストールしてください。
Red Hat Enterprise Linux 7 がネットワークサービス関連
のエラーメッセージを var/log/messages に表示する
説
明:
idrac-usb-nic が Red Hat Enterprise Linux 7 のインストール中に有効化されると、システムがネットワー
クサービス関連のエラーメッセージを var/log/messages に表示します。
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.2
原因: Red Hat Enterprise Linux 7 のインストール中に idrac-usb-nic が有効化されると、インストーラがそれぞ
れの ifcfg-enp0s20u12u3 ファイルを作成します。インタフェースの名前を idrac に変更すると、NAME
(名前)と DEVICE(デバイス)との間のマッピングが失敗します。
対策: 次のいずれかを実行します。
● Red Hat Enterprise Linux 7 のインストール後に idrac-usb-nic を有効化します。
既知の問題 35