Release Notes
対策: 1. iSCSI のインストール中に、rd.iscsi.ibft=1 起動パラメーターのほかに、
rd.net.timeout.carrier=7 起動パラメーターを追加します
2. インストール後、起動中に rd.net.timeout.carrier=7 起動パラメーターを追加します
[正常なシャットダウン]オプションを選択しても、システ
ムの電源ボタンを押しても、Red Hat Enterprise Linux 7
をシャットダウンできない
説明: iDRAC などのシステム管理インターフェイスから[正常なシャットダウン]オプションを選択した場合、ま
たは電源ボタンを押した場合、システムが中断状態になり、すべてのタスクが停止され、何も実行されなく
なります。したがって、iDRAC が正常なシャットダウン信号を送信しても、システムがシャットダウンされ
ないため、iDRAC 経由のファームウェア アップデートは予想よりも時間が長くかかることがあります。
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.0、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6
原因: デフォルトで、[電源ボタン アクション]はシステム設定の[中断]状態にマップされています。
解決方法: 電源ボタンアクション を手動でアップデートして、次の方法のいずれかでシャットダウンします。
● 電源設定 > サスペンドおよび電源ボタンアクション を選択し、電源ボタンを押したときのアクションと
して 電源オフ を選択します。
または
"gnome-tweak-tool" コマンドを実行してから、電源ボタンを押したときのアクションとして 電源設
定 > サスペンドおよび電源ボタンアクション を選択します。
● ルート権限を使用して、次のコマンドを実行します。
1.
gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.power button-power
shutdown
または
gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.power power-button-
action 'interactive'
2. dconf update
● 次の手順を実行してデフォルトの動作を変更します。
1. /etc/dconf/db/local.d/01-power を使用して次の内容のファイルを作成します。
[org/gnome/settings-daemon/plugins/power]
button-sleep='nothing'
button-suspend='nothing'
button-hibernate='nothing'
button-power='shutdown'
2. /etc/dconf/db/local.d/locks/01-power を使用して次の内容のファイルを作成します。
/org/gnome/settings-daemon/plugins/power/button-sleep
/org/gnome/settings-daemon/plugins/power/button-suspend
/org/gnome/settings-daemon/plugins/power/button-hibernate
/org/gnome/settings-daemon/plugins/power/button-power
3. コマンド dconf update を実行します。
4. システム全体の設定を有効にするには、ログアウトして再度ログインする必要があります。
メモ: システムがロックされている場合、前述の回避策で対応できないことがあります。システムがロックされている場合、
GNOME が偶発的なシャットダウンを防止します。セキュリティ上の予防措置として、GNOME では電源関連の操作を実行で
きません。たとえば、iDRAC のようなシステム管理インターフェイスからシャットダウンを試行した場合、あるいはユーザーが
アクティブでなく、OS にもログインしていないときに、電源ボタンが押された場合、電源関連の操作は実行されません。
メモ: 前述の手順は、RHEL 7.4 には適用されません。RHEL 7.4 における回避策は、acpid パッケージをインストールし、/etc/
acpi/actions/power.sh の内容を次の内容に置き換えます。
既知の問題 27