Release Notes
NVMe SSD が搭載された Dell EMC AMD システムで NMI
メッセージが表示される
説明:
EPYC プロセッサー搭載の Dell EMC AMD システムに接続された NVMe ドライブで高密度 I/O を実行中、シ
ステムに次のメッセージが表示されます。
Uhhuh. NMI received for unknown
reason 2d on CPU 59.
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.4
原因: RHEL 7.4 で使用されている AMD iommu ドライバのコードが古く、アップストリーム カーネルで使用可能な
修正と機能拡張がありません。NVMe ディスクに対して高密度 I/O を実行すると、iommu で領域を追加およ
び削除する膨大な数のリクエストが発生し、不要な領域がフラッシュされます。RHEL 7.4 で iommu コードを
使用すると、フラッシュ処理が非常に頻繁に発生するため、各フラッシュにかかる時間が予想以上に長くな
り、ソフト ロックアップ シナリオの原因となります。
対策: パス カーネル起動パラメーター"iommu=pt"
QLogic FastLinQ QL41000 カードを iscsi オフロードでセ
ットアップした OS を起動すると iSCSI セッションに関連
する複数のエラーメッセージがログに記録される
説明: iscsi オフロード設定で FastLinQ QL41000 カードを取り付けたサーバオペレーティングシステムの起動中に次
のエラーメッセージが表示され、これらのエラーメッセージは dracut initqueue ステージの間に iscsistart によ
ってログに記録されます。
dracut-initqueue: iscsistart: initiator reported error (15 - session exists)
対象: Red Hat Enterprise Linux 7.5 および 7.6
原因: QLogic FastLinQ QL41000 で iSCSI オフロードをセットアップするには、NPAR の設定を有効にする必要があ
ります。dracut-initqueue ステージの間に、iscsistart はオンラインになるすべてのパーティションに iSCSI セ
ッションを確立しようとしますが、セッションはすでに 1 つのパーティションで確立されているため、dracut-
initqueue ステージのエラー メッセージがログに記録されます。
対策: 機能損失はないため、このエラーメッセージは無視してかまいません。
FCoE 機能が QL41000 シリーズのアダプタで有効な場合
にカーネルパニックが発生する
説明: Red Hat Enterprise Linux 7.4 を Dell EMC の yx4x PowerEdge R7425、R7415、R6415 サーバーにインストール中
に、FCoE 機能が QL41000 シリーズのアダプターで有効になっていると、カーネル パニックが発生します。
対象: Dell EMC の yx4x PowerEdge R7425、R7415、R6415 サーバー上の Red Hat Enterprise Linux 7.4
原因: この問題は、AMD/iommu ドライバの問題が原因で発生します。
対策: カーネル起動パラメーター iommu=pt を使用して起動します。
22 既知の問題