Owners Manual
Red Hat Enterprise Linux 6.3 における既知の問題
AMD Opteron 63xx プロセッサー搭載の Dell EMC PowerEdge サ
ーバに表示されるエラー メッセージ
説明 AMD Opteron 63xx プロセッサで Red Hat Enterprise Linux 6.3 をインストールして再起動すると、dmesg が次のエラーメッ
セージを表示します。
[Firmware Bug]: cpu 0, try to use APIC500 (LVT offset 0) for vector 0x10400,
but the register is already in use for vector 0xf9 on another cpu
[Firmware Bug]
: cpu 0, IBS interrupt offset 0 not available
(MSRC001103A=0x0000000000000100)
Failed to setup IBS, -22
回避策 この問題は Red Hat Enterprise Linux 6.4 では修正されています。
原因 Local Vector Table(LVT)オフセットが正しくセットアップされていません。MCE しきい値に、オフセット 1(バンク 4)ではなく
0(バンク 0~3 で示される)が選択されており、IBS(Instruction Based Sampling、IBSCTL レジスタ)もオフセット 0 で設
定されています。アップストリームでは、IBS 対応のカーネルが使用可能ですが、修正なしでは使用できません。拮抗の原因と
なります。後から設定すると
IBS 初期化が失敗します。
メモ: 現在、Red Hat Enterprise Linux 6 は IBS をサポートしていません。詳細については、
www.access.redhat.com で Kbase 文書『
234583
』を参照してください。
Biosdevname が Intel Sarek NDC からの SR-IOV 仮想機能を
ethN として命名する
説明 Red Hat Enterprise Linux 6.2/6.3 および Intel Ethernet NDC コントローラーが取り付けられたサーバで、biosdevname
0.3.11 utility
が Intel Sarek rNDC の 10 GbE ポートからの SR-IOV 仮想機能(VF)を ethN として命名します。VF は次の
フォーマット名ではなく、ethN と命名されます。
em<port number>_<virtual function instance>
この問題は、SR-IOV がアダプタ用に有効化されるとき、SR-IOV をサポートするオンボードネットワークアダプタ NDC 装備のプ
ラットフォームに影響する問題です。
回避策 新しい命名規則をオフにするには、インストール中およびインストール後に、起動コマンド ラインにカーネル コマンドライン パラメ
ーター
biosdevname=0 を入力します。この問題は biosdevname-0.4.0 では修正済みです。詳細については、
www.linux.dell.com/biosdevname/biosdevname-0.4.1 を参照してください。
メモ: この問題は Red Hat Enterprise Linux 6.4 では修正されています。
原因 オンボードネットワークアダプタからの SR-IOV 仮想機能には、SMBIOS タイプ 41 記録がありません。ポート番号を取得するに
は、仮想機能が属する物理機能からの
SMBIOS デバイスタイプインスタンスを使用してください。
インストール手順および重要情報
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