Owners Manual
Red Hat Enterprise Linux 6.4 で解決された問題
Acpi ドライバによって作成された省電力スレッドが過剰な電力を消
費する
説明 BIOS は、電力削減のため、acpi_pad ドライバに対して特定数のプロセッサを High C 状態にするように要求します。acpi
pad
ドライバはアイドル状態になる各プロセッサ上に省電力スレッドを作成します。
回避策 /boot/grub/grub.conf ファイルのカーネル起動コマンドラインに acpi=o を付加して acpi ドライバを無効化し、システムを再
起動します。
この問題は、Red Hat Enterprise Linux の将来のリリースで修正される予定です。
原因 省電力スレッドは非常に高速でループし、以前アイドル状態であった時よりも多くの電力を消費します。
AMD Opteron プロセッサー搭載の Dell EMC PowerEdge サーバに
表示されるエラー メッセージ
説明 AMD Opteron 43xx および 63xx プロセッサ装備で Red Hat Enterprise Linux 6.3 をインストールして再起動すると、dmesg
が次のエラーメッセージを表示します。
[Firmware Bug]: cpu 0, try to use APIC500 (LVT offset 0) for vector 0x10400,
but the register is already in use for vector 0xf9 on another cpu
[Firmware Bug]
: cpu 0, IBS interrupt offset 0 not available
(MSRC001103A=0x0000000000000100)
Failed to setup IBS, -22
回避策 この問題は Red Hat Enterprise Linux 6.4 では修正されています。
原因 Local Vector Table(LVT)オフセットが正しくセットアップされていません。Machine Check Exception(MCE)しきい値に、
オフセット
1(バンク 4)ではなく 0(バンク 0~3 で示される)が選択されており、Instruction Based Sampling(IBS、IBSCTL
レジスタ)もオフセット 0 で設定されています。アップストリームでは、IBS 対応のカーネルが使用可能ですが、修正なしでは使
用できません。拮抗の原因となります。後から設定すると
IBS 初期化が失敗します。
メモ: 現在、Red Hat Enterprise Linux 6 は IBS をサポートしていません。詳細については、
www.access.redhat.com で Kbase 文書『
234583
』を参照してください。
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インストール手順および重要情報