Owners Manual
Mellanox MLX4_EN ドライバ使用時に Ethtool が 40GbE の代わ
りに 10GbE ポート速度を報告する
説明 Red Hat Enterprise Linux 6.3/6.4 がインストールされた Dell PowerEdge サーバでは、Mellanox ConnectX-3 40GbE
Ethernet
アダプタ上の 2 つのポートを連続的に接続するとき、アダプタは 40GbE でリンクしますが、Ethtool はリンク速度を
10GbE として報告します。
対策 この問題は Red Hat Enterprise Linux 6.5 では修正されています。
原因 Ethtool ユーティリティツールが誤ったリンク速度を報告します。
ボンディングデバイスが Balanced-alb モードに設定されているとパケ
ット損失が発生する
説明 Red Hat Enterprise Linux 6.4 では、結合が balance-alb モードで設定されていると、1 つ、または複数のリモートホストに対
して
ping を行うときにパケット損失が発生する場合があります。
回避策 この問題は Red Hat Enterprise Linux 6.5 では修正されています。
原因 パケット損失は結合デバイスのセットアップが原因で発生します。スレーブデバイスが bond0 が作成される前にスレーブ化さ
れ、その結果、セットアップ中
bond_open 関数の前に bond_enslave 関数が呼び出されます。このため、どのスレーブにも
balance-alb モードが必要とする固有の MAC ID がありません。変数ボンド >alb_info.rlb_enabled が bond_open のみで設
定されるため、
MAC アドレスは netdev のみにコピーされ、ハードウェアには設定されません。bond0 の MAC アドレスに一致し
ないこの MAC アドレスを持つ返信パケットはいずれもドロップされます。たとえば、スレーブデバイス 2 の MAC アドレスはドロッ
プされることになります。
メモ: 詳細については、www.access.redhat.com で Kbase 文書『
390603
』を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux 6.4 における既知の問題
システムモニタに不完全なプロセッサ情報が表示される
説明 システムモニタは、プロセッサコア数が(約)20 を超えるシステムの情報を表示しません。
対策 /proc ファイルシステム内の詳しいプロセッサ情報を表示するには、次のコマンドを実行します。
Cat /proc/cpuinfo
この問題は Red Hat Enterprise Linux 6.3 でも発生しています。
原因 システムモニターが使用する lib gtop2 はバッファサイズが限られており、そのため、プロセッサ情報が完全に表示されません。
インストール手順および重要情報
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