Owners Manual
Red Hat Enterprise Linux 6.5 が iSCSI LUN からの起動に失敗す
る
説明 tboot パッケージが選択されていると、Red Hat Enterprise Linux 6.5 は、iSCSI LUN からの起動に失敗します。
対策 tboot パッケージを選択しないでください。
原因 tboot パッケージは、カーネルのコマンドラインを 255 バイトに切り捨てます。このカーネルコマンドラインでは Red Hat
Enterprise Linux 6.5
が iSCSI から起動するために、300 バイト以上が必要となります。システムはコマンドラインが切り捨てら
れたため、起動に失敗します。
Red Hat Enterprise Linux 6.5 における既知の問題
カーネルパラメータのでの起動で DMAR エラーが発生する
説明: Red Hat Enterprise Linux 6.5 を DMAR 「intel_iommu=on」カーネルパラメータで起動すると DMAR エラーが生じま
す。
原因: g4x/gm45 グラフィック処理ユニットでは DMAR が完全にサポートされていません。
対策: 「intel_iommu=igfx_off」カーネルパラメータを使用してエラーを回避します。
インストール後の Red Hat Enterprise Linux 6.5 の起動中に
Xserver がクラッシュする
説明: Windows 2012 R2 仮想マシンにおける Red Hat Enterprise Linux 6.5 の初回起動時に Xserver がクラッシュします。
原因: インストール中に hyperv_fb ドライバではなく vesa ドライバが使用されています。
対策: インストール中、カーネル起動パラメータから文字列「xdriver=vesa」を削除します。
NPAR-EP 有効時の Vindicator 2 Emulex カードのポートに対する
無効な命名規則
説明: Red Hat Enterprise Linux 6.5 での biosdevname による Emulex カード命名規則が一部のネットワークデバイスで正確では
ない場合があります。その結果、
Emulex の全 4 ポートのうちパーティション 3 と 4 が期待通りに命名されません。
原因: Biosdevname に 7 つ以上の PCI 機能を処理できない制限があります。
対策: カーネル起動パラメータ「biosdevname=0」を追加すると、ethN 命名に戻ります。
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インストール手順および重要情報