Owners Manual
カーネルが CPU APIC ID を取得できない
説明 BIOS Advanced Programmable Interrupt Controller(APIC)テーブルに最高構成のコアプロセッサ用の APIC ID すべての
スタティックエントリがある場合に、「
Kernel fails to get CPU APIC ID」というエラー・メッセージが表示されます。
原因 BIOS APIC テーブルには、システムがサポートする最大構成のプロセッサ用のスタティックエントリがあります。たとえば、16 コアプ
ロセッサをサポートするシステムに
14 コアプロセッサが装着されている場合、 APIC ID の 15 と 16 は BIOS APIC テーブルで入
手可能となり、カーネルはコアプロセッサを有効にしようとします。物理的に 14 コアプロッサが使用可能であり、APIC ID の 15 と
16 は初期化されないため、エラーが発生します。
対策 機能損失はないため、このエラーメッセージは無視してかまいません。
Red Hat Enterprise Linux 6.6 における既知の問題
biosdevname が Mellanox デバイスのポート 2 の名前を変更しない
説明 biosdevname が名前の変更に失敗するため、Mellanox デバイスのポート 1 およびポート 2 の dev_id が同じになります。
原因 dev_id サポートが、mlx_en ドライバと biosdevname に組み込まれる必要がある dev_port に置き換えられます。
対策 カーネル起動パラメータ「biosdevname=0」を追加すると、ethN 命名に戻ります。
NVMe デバイスで Red Hat Enterprise Linux 6.6 から起動できない
説明 ブートローダに制限があるため、NVMe デバイスでは Red Hat Enterprise Linux 6.6 から起動できません。
原因 ブートローダーの制限です。
対策 NVMe デバイスは、起動ボリュームではなくデータストレージとして使用してください。
論理プロセッサのアイドリングが機能しない
説明 BIOS オプションが選択されているときに論理プロセッサのアイドリング機能が有効になっていると、作業負荷が低い状態のとき
にオペレーティングシステムが低電力消費モードになります。
原因 Red Hat Enterprise Linux 6.6 は ACPI プロセッサアグリゲータデバイスをサポートしておらず、これにより、システムが省電力状
態になることが許可されません。
対策 機能損失はないため、このエラーは無視してかまいません。
インストール手順および重要情報
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