Users Guide

対策
LED とキーパッドの機能は、システムの電源をオンにしてから数分後に同期します。
Red Hat Enterprise Linux 5 x86 64 オペレーティングシステムからの起動時にシステ
ムの応答が断続的に停止する
説明
Red Hat Enterprise Linux 5 x86_64 内の APIC(高度なプログラム可能割り込みコントロー
ラ)初期化コードのバグが原因で、APIC の初期化中にシステムの応答が停止する場合
があります。
APIC の初期化中、カーネルが高精度イベントタイマーHPETを長時間待つ場合があ
ります。NMI Watchdog が有効化されていると、システムの応答が停止することがあり
ます。NMI Watchdog が無効の場合は、起動が長時間遅れる原因となることがありま
す。
対策
システム起動時にカーネルコマンドラインに nohpet パラメータをパスしてください。
ATI ES1000 チップセットを搭載したシステムで X Window System が起動しない
説明
ATI ES1000 チップセットを搭載した Dell PowerEdge システムでは、X Window System
起動しない場合があります。
対策
/etc/X11/xorg.conf ファイル内に Option "DDCMode" "True" という行を追加してく
ださい。
次の例に従って行を挿入してください。
Section "Device" Identifier "Videocard0" Driver "radeon"
Option "DDCMode" "True" EndSection
あらかじめフォーマットされたテープメディアで tar コマンドを使用して直接 I/O
処理を行うと、システムの反応が停止する
説明
テープドライブの I/O 処理は、あらかじめフォーマットされたブロックサイズの倍数
となるバッファサイズを使用して、固定ブロックモードで行う必要があります。
あらかじめフォーマットされたブロックサイズの倍数ではないバッファサイズを使用
し、固定ブロックモードで
tar などのコマンドを使用して、テープドライブの直接 I/O
処理を行うと、コールトレースが発生し、システムの反応が停止します。
この問題は特定の HBA に限られた問題ではなく、次のメディアを使用している時に頻
繁に発生します。
あらかじめフォーマットされた新しいメディア。
バックアップソフトウェアを使用して異なるブロックサイズでフォーマット
されたメディア。
マウントコマンド(mt)を使用して異なるブロックサイズを設定した後で tar
コマンドを実行している。
対策
この問題は、st ドライバ内の dkms ドライバ修正のリリースで修正されています。これ
は、dell.com/support で入手可能です。
kernel-xen の下でのネットワークチャネルボンディングのパケット損失
説明
ネットワークチャネルボンドが kernel-xen 下で設定されており、リンクの 1 つに障害
が発生すると、ボンドされたインタフェース上でパケット損失が発生します。
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