Users Guide
対策
ターゲット iqn 名の末尾のセクションが長い場合には、この問題は発生しません。た
とえば、iqn.2001-04.com.example:storage.disk2.sys1.xyz のような名前です。
原因
この問題は、Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2 をリモート iSCSI LUN にインストール
し、iSCSI ブートの可能な NIC を使用して LUN を起動する場合に発生します。この問題
は、ターゲット iqn 名の末尾に短いセクションがある場合にのみ発生します。たとえ
ば、iqn.1984-05.com.dell:dell のような名前です。
電力の管理によって USB デバイスに問題が発生する
説明
AMD プロセッサベースのシステムでシステムの電力の管理を有効に設定すると、キー
ボード、マウスなど、一部の低速および最高速度の USB デバイスが誤動作する場合が
あります。
対策 電力の管理サービスをオフにしてください。
AMD の電力管理モジュール(powernow-k8)がプロセッサのコアの総数を報告す
る
説明
AMD マルチコアプロセッサベースのシステムに powernow-k8 ドライバがロードされ
ると、ドライバはシステムログ内に、プロセッサモデル名が後に続く形でシステム内
のコアの総数を報告します
(/var/log/messages)。プロセッサのモデル名には Dual-Core
という言葉が含まれている場合があります。Dual-Core に先行する数字は、システム内
のプロセッサの数ではなく、コアの総数を表しています。
Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2 で解決されている問題
本項では、Dell システムで Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2 を使用する際に発生する一般的な問題とその解決
方法や回避方法について説明します。
Red Hat Enterprise Linux 5 を実行しているシステムで DBS を有効に設定すると、シ
ャットダウン中にシステムの反応が停止する
説明
Dell PowerEdge システムは、BIOS で DBS(Demand Based Switching)が有効化されてい
ると、シャットダウン中に応答しなくなる場合があります。
対策
Red Hat Enterprise Linux 5 を実行しているシステムでは、この問題を回避するために
BIOS で DBS を無効にすることをお勧めします。
原因
この問題は、Red Hat Enterprise Linux 5 カーネル内の cpufreq ドライバに生じる何らかの
ロックが原因で発生します。システムの反応が停止するのはすべてのファイルシステ
ムがアンマウントされた後であるため、データが失われることはありません。この問
題は、Red Hat Enterprise Linux 5 Update 1 までのすべての Red Hat Enterprise Linux 5 カーネ
ルで発生する可能性があります。
USB キーボードの LED エラー
説明
一部の USB キーボードの Num Lock/Scroll Lock LED が、BIOS で有効化されているにもか
かわらず、オペレーティングシステムで期待通りに機能しません。カーネルロード直
後は、
Num Lock LED が点灯していても数字キーパッドは機能しません。
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