Users Guide
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重要情報
Red Hat Enterprise Linux 5 の最新アップデートは、アップデート 10 です。このアップデートは前リリースで見
つかった特定の問題の修正を提供し、Dell OpenManage コンポーネントをサポートします。
サポートされていないモードおよびコンポーネントを以下にリストします。
• Dell システムは休止状態とスリープ(S3、S4)モードに対応していません。
• Red Hat Enterprise Linux 5.
x
では Broadcom 57810 の RCoE はサポートされていません。
• Red Hat Enterprise Linux では PERC S100/S300 RAID コントローラはサポートされていません。詳細につ
いては、redhat.com で技術情報 19840 を参照してください。
一般的な問題
DKMS の common.postinst ファイルが欠落しているというメッセージが表示される
説明
仕様ファイルで使用されている Library MACRO が /usr/lib64 に拡張すると、DKMS ドライ
バ rpm のインストール中に /usr/lib64/dkms/common.postinst does not
exist(/usr/lib64/dkms/common.postinst が存在しません)という警告が表示されます。
ファイル
common.postinst は /usr/lib/dkms から入手できます。
対策
/usr/lib/dkms ディレクトリにファイル common.postinst のシンボリックリンクを作成し
ます。
原因
この警告は、DKMS 仕様ファイルに使用されている Library MACRO が /usr/lib64 に拡張す
るために発生します。
IPMI コマンドを実行するとプロセッサの使用率が上昇する
説明
IPMI 経由で管理されている PowerEdge システムでは、BMC に対して IPMI コマンドを
発行すると、kipmid スレッドによるプロセッサリソースの使用率が高くなる場合があ
ります。
対策
ipmi_si ドライバモジュールにオプション kipmid_max_busy_us を設定します。
このオプションは、次の行を持つファイル /etc/modprobe.d/ipmi.conf を作成し、ipmi_si
モジュールを再ロードすることで設定できます。
options ipmi_si kipmid_max_busy_us=300
インストール中に KVM スイッチがビデオ問題を引き起こす
説明
特定のキーボード、ビデオ、およびマウス(KVM)スイッチは、正しい DDC 情報をビ
デオサブシステムにパスせず、モニターの機能に関して誤った情報を X Window シス
テムに伝える場合がよくあります。
対策
OS のインストール中および X Window の設定中は、モニターをシステムに直接接続し
ておいてください。
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