Dell PowerEdge システム Red Hat Enterprise Linux 5 (x86_64, x86) インストール手順および重要情報
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2013 Dell Inc. 無断転載を禁じます。 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™、Venue™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標です。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商 標です。AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 1 インストール手順....................................................................................................................7 概要.......................................................................................................................................................................... 7 入手可能な最新の OS............................................................................................................................................ 7 システム構成の要件...........................................
Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 インストール後に ACPI エラーメッセージが表示さ れる..................................................................................................................................................................19 Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 における既知の問題.................................................................... 19 C-State 機能が利用できない........................................................................................................................
USB キーボードの LED エラー..................................................................................................................... 27 Red Hat Enterprise Linux 5 x86 64 オペレーティングシステムからの起動時にシステムの応答が 断続的に停止する......................................................................................................................................... 28 ATI ES1000 チップセットを搭載したシステムで X Window System が起動しない.............................. 28 あらかじめフォーマットされたテープメディアで tar コマンドを使用して直接 I/O 処理を行 うと、システムの反応が停止する...............
1 インストール手順 概要 本書では以下について説明します。 • お使いの Dell システムにオペレーティングシステムをインストールおよび再インストールする手順 • 詳細情報の入手先 入手可能な最新の OS Red Hat Enterprise Linux 5 の最新アップデートは 10 です。このアップデートは前リリースにおける特定の問題 に対する修正を提供します。 システム構成の要件 Red Hat Enterprise Linux 5 の必要最小メモリは 512 MB です。 表 1.
メモ: お使いの Dell PowerEdge システムで Red Hat Enterprise Linux 6 がサポートされているかどうかを確 認するには、dell.
表 3. メモリのスワップサイズ メモリ スワップスペース(GB) 4 以下 2 4~16 4 4 8 64~256 16 メモ: スワップのサイズは 32 MB を下回らないようにしてください。物理 RAM が 2 GB を上回る場合、ス ワップのサイズは 2 GB を超えている分の物理 RAM のサイズと等しく設定してください。 MUI サポートを有効にする お使いのシステムには、次の言語に対応した Red Hat OS の多言語ユーザーインタフェース(MUI)がプリイ ンストールされています。 • 英語 • フランス語 • ドイツ語 • 韓国語 • スペイン語 • 日本語 • 簡体字中国語 X Window システムでは、英語がデフォルトの言語として設定されています。デフォルト設定を他の言語に変 更するには、次の手順を実行します。 1.
オペレーティングシステムのインストールと再インストール 注意: オペレーティングシステムのインストールまたはアップグレードを行う前に、システムのデータを すべてバックアップしてください。 お使いのシステムに Red Hat Enterprise Linux をインストールまたは再インストールするには、以下のいずれか の方法を使います。 • Dell Systems Management Tools and Documentation メディア • Red Hat インストールメディアによるカスタムインストール • Dell USC(Unified Server Configurator) Dell Systems Management Tools and Documentation メディアを使用したインストー ル Dell Systems Management Tools and Documentation メディアを使用して Red Hat Enterprise Linux 5 のインストー ルまたは再インストールを行うことをお勧めします。 Dell Systems Management To
3. boot: プロンプトで を押し、Graphical Installation Mode(グラフィカルインストールモード)を選 択します。 メモ: インストール処理中に、オペレーティングシステムがシステム内にディスクを検知できない場合 は、ストレージコントローラ用のデバイスドライバディスケットを使用してください。お使いのコント ローラ向けの最新デバイスドライバディスケットのイメージを dell.
4. メモ: お使いのシステムに RAID コントローラがある場合は、ドライバのインストールを続行する前 に RAID を設定してください。詳細については、dell.com/support/manuals にある『Dell Unified Server Configurator - Lifecycle Controller Enabled User Guide』 (Dell Unified Server Configurator - Lifecycle Controller Enabled ユーザーガイド)の「Optional RAID Configuration」(オプションの RAID 設定)の項を参照し てください。 OS のリストで以下のいずれか 1 つを選択します。 – Red Hat Enterprise Linux 5 32 ビット – Red Hat Enterprise Linux 5 64 ビット Dell USC または USC-LCE により、必要なドライバが /oemdrv/*.rpm の下の OEMDRV と表示された内蔵 USB ドライブに解凍されます。 5.
カーネルのアップグレード後の Dell dkms ドライバの使用 dkms ドライバがインストールされているシステムでカーネルをアップグレードした場合は、カーネルのアッ プグレード後に、以下の手順を実行して最新のカーネル用にアップデートされた dkms ドライバがインストー ルされていることを確認します。 • • アップデートされたカーネルのモジュールバージョンが dkms ドライバのバージョンよりも高い場合 は、ネイティブドライバを使い続けます。 アップデートされたカーネルのモジュールバージョンが dkms ドライバのバージョンよりも低い場合 は、 a. dkms ドライバを使います。 b. 下記のエントリを持つ dkms_module_name.conf という名前のファイルを /etc/depmod.d に作成し てください。 override module_name kernel_version modules_directory たとえば、bnx2 ドライバには、次のエントリで、bnx2.conf というファイルを /etc.depmod.d/ に作 成します。 override bnx2 2.
2 重要情報 Red Hat Enterprise Linux 5 の最新アップデートは、アップデート 10 です。このアップデートは前リリースで見 つかった特定の問題の修正を提供し、Dell OpenManage コンポーネントをサポートします。 サポートされていないモードおよびコンポーネントを以下にリストします。 • • • Dell システムは休止状態とスリープ(S3、S4)モードに対応していません。 Red Hat Enterprise Linux 5.x では Broadcom 57810 の RCoE はサポートされていません。 Red Hat Enterprise Linux では PERC S100/S300 RAID コントローラはサポートされていません。詳細につ いては、redhat.com で技術情報 19840 を参照してください。 一般的な問題 DKMS の common.
kudzu を実行するとネットワークインタフェースが正しく設定されない 説明 システムで kudzu を実行すると、ネットワークインタフェースの設定が正しく行われ ない場合があります。 対策 netconfig ユーティリティを使用してください。 TEAC CD ドライブがシステムログにエラーメッセージを表示する 説明 TEAC CD-224E CD ドライブによって次のエラーメッセージが生成される場合がありま す。 kernel : hda : packet command error :status=0x51 {Drive Ready seek complete error}. kernel : ide : failed opcode was : unknown.
RPM に関連するプログラムまたはユーティリティが完了しない 説明 RPM に関連するプログラムまたはユーティリティが完了しなかった場合は、エラーの 発生したプログラムまたはユーティリティを強制終了し、rm -rf /var/lib/rpm/__db コマ ンドを使用して RPM データベースロックファイルを削除することで、プログラムまた はユーティリティを復旧することが可能です。 lspci が不明のデバイスを報告する 説明 システム内のすべての PCI バス、およびそれらに接続されているすべてのデバイスに 関する情報を表示するために lspci が使用されると、出力結果に不明なデバイスがいく つか含まれる場合があります。 対策 次の方法のどちらかを使用して pciids をアップデートします。 原因 • pciids.sourceforge.net から最新の pci.ids ファイルをダウンロードし、/usr/share/ hwdata/pci.ids に保存する。 • update-pciids ユーティリティを使用して最新の pci.
/proc/self/fd へのリンクが欠落しており、これによって dkms ドライバインスト ールが失敗することから、Dell Deployment メソッドを使用する時にオペレーティング システムインストールが破損されます。 原因 dkms の新しいバージョンは、dkms インストール、dkms ステータスなどの主要機能の ためにプロセスリダイレクトを使用し、重要なドライバのインストールが失敗する原 因となります。 対策 Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 または Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 8 をインストールするには手動メソッドを使用し、dell.
Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 のインストール後に USB ケーブルエラー メッセージが表示される 説明 Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 をインストールし、低速の USB デバイスに接 続してからコマンド #dmesg|grep -i bad を実行すると、次のメッセージが表示されま す。 hub 1-1.6:1.0: Cannot enable port 1. Maybe the USB cable is bad? 原因 この問題は、USB キーボードまたはマウスなどの低速デバイスがシステム背面パネル にある最上部の USB ポート(ポート 1)に接続されているときに発生します。機能性 の損失はありません。 Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 インストール後に ACPI エラーメッセージ が表示される 説明 Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 のインストール後に ACPI エラーメッセージ が表示されます。 1.
Intel Multiport i350 rNDC と PCI アドインアダプタを搭載したシステムが間違った / 重複した MAC アドレスを報告する 説明 ネイティブ igb ドライバは、マルチポート i350 rNDC と PCI イドインアダプタのインタ フェースについて間違った MAC ids を報告します。 対策 この問題は Dell igb ドライバの最新バージョンでは解決済みです。この問題に対応す るには、インストール中に dell.
SBUU および USC のインストールメソッドで Red Hat Enterprise Linux 5 アップデー ト 7 が使用できない 説明 SBUU および USC のインストールメソッドを使用してオペレーティングシステムのイ ンストールを試みるときに、Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 オプションが使 用できません。 影響を受けるオペレーティングシステムは Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート ( 7 32 および 64 ビット)です。 対策 手動メソッドで Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 をインストールし、関連ドラ イバを dell.
対策 これは設計どおりの正常な動作で、OS がプロセッサの最大コア数を活用できることに 変わりはありません。 Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 7 で修正された問題 Red Hat Enterprise Linux のインストール中に表示されるエラーメッセージ 説明 Red Hat Enterprise Linux 5 アップデート 4 のインストール中に、次のエラーメッセージ が表示されます。 The software you have selected to install will require CDs 対策 詳細については、redhat.
• dell.com/support の ドライバおよびダウンロード から入手可能な bnx2 ドライバ (リリースバージョン 14.1.0, A01 からの 1.8.7b 以降のバージョン)を使用する。 Red Hat Enterprise Linux 5 Update 5 で解決されている問題 本項では、Dell システムで Red Hat Enterprise Linux 5 Update 5 を使用する際に発生する問題とその解決方法や回 避方法について説明します。 DHCPv6 クライアントでのセグメンテーション違反 説明 対策 DHCPv6 デーモンを再起動するとセグメンテーション違反が発生します。 1. /var/lib/dhcpv6/ の下にあるファイルを削除し、デーモンを再実行してください。 2. node.session.iscsi.
3. 次へ をクリックします。 4. インストールの手順を画面の指示に従って実行し、GRUB の場所を選択する画面 まで進み、Configure Advanced Bootloader Options(ブートローダーの詳細オプショ ンの設定)を選択します。 5. 次へ をクリックします。 6. Change Driver Order(ドライブ順序の変更)を選択します。 7. Disk Order(ディスクの順序)ウィンドウでディスクの順序を変更します。 8.
対策 この問題は、EqualLogic アレイの IPv4 アドレスへの iSCSI セッションログインには影響 しません。 原因 この問題は、iSCSI イニシエータ内のエラーが IPv6 TargetAddress を処理できず、 EqualLogic アレイからリダイレクトするときに発生します。 Red Hat Enterprise Linux 5 Update 3 Xen カーネルでの CPU のソフトロックアップ 説明 Red Hat Enterprise Linux 5 Update 3 xen カーネルを実行しているシステムでは、Broadcom BCM5709c 経由のネットワークトラフィックが、コールトレースのほかに CPU のソフ トロックアップの原因となることがあります。その場合、システムが反応しなくなる ことがあります。 対策 コマンド modprobe bnx2 disable_msi=1 を使用し、モジュールパラメータを disable_msi=1 にして bnx2 ドライバをロードしてください。 AMD システムで USB がリセットする 説明 I/O 動作中に
X Window が断続的に機能しなくなる 説明 接続されているクライアントが切断される、または acpid 設定ファイルが壊れた場合 は、常に acpid daemon がファイル記述子をリークします。これは X Window が断続的 に機能しなくなる原因となります。 対策 この問題は、Red Hat Enterprise Linux 5 Update 3 に提供されている acpid-1.0.4-7 package を使用して解決できます。 最新のドライバを dell.
対策 ターゲット iqn 名の末尾のセクションが長い場合には、この問題は発生しません。た とえば、iqn.2001-04.com.example:storage.disk2.sys1.xyz のような名前です。 原因 この問題は、Red Hat Enterprise Linux 5 Update 2 をリモート iSCSI LUN にインストール し、iSCSI ブートの可能な NIC を使用して LUN を起動する場合に発生します。この問題 は、ターゲット iqn 名の末尾に短いセクションがある場合にのみ発生します。たとえ ば、iqn.1984-05.com.
対策 LED とキーパッドの機能は、システムの電源をオンにしてから数分後に同期します。 Red Hat Enterprise Linux 5 x86 64 オペレーティングシステムからの起動時にシステ ムの応答が断続的に停止する 説明 Red Hat Enterprise Linux 5 x86_64 内の APIC(高度なプログラム可能割り込みコントロー ラ)初期化コードのバグが原因で、APIC の初期化中にシステムの応答が停止する場合 があります。 APIC の初期化中、カーネルが高精度イベントタイマー(HPET)を長時間待つ場合があ ります。NMI Watchdog が有効化されていると、システムの応答が停止することがあり ます。NMI Watchdog が無効の場合は、起動が長時間遅れる原因となることがありま す。 対策 システム起動時にカーネルコマンドラインに nohpet パラメータをパスしてください。 ATI ES1000 チップセットを搭載したシステムで X Window System が起動しない 説明 ATI ES1000 チップセットを搭載した Dell PowerEdge
対策 この問題の修正は rhn.redhat.
対策 チャネルボンディングは正常に機能するので、メッセージは無視して構いません。 udev 起動時にシステムの反応が断続的に停止する 説明 Intel 72xx プロセッサが搭載されたシステムでは、システムを何度も起動すると、udev 起動時にシステムが応答しなくなる原因となる場合があります。 対策 この問題は解決済みです。 SATA での起動遅延と警告メッセージ 説明 SATA コントローラに空の SATA ポートがある場合、SATA デバイスが次の警告メッセ ージを生成し、OS のブートシーケンスが遅れることがあります。 localhost kernel: scsi1 : ata_piix localhost kernel: ata1: port is slow to respond, please be patient (ポートの反応速度が低下しています。しばらくお待ちください) localhost kernel: ata1: port failed to respond (30 secs) (ポート が反応しませんでした。(30 秒)) 対策 OS が起動してからは、問題は何も発生し
• • OS のアップデートパッケージ、最新のカーネルリリースおよびアップデートは、以下の方法でダウン ロードできます。 – rhn.redhat.com で RHN サービスから手動でダウンロードを行う。 – YUM ユーティリティを使用する。 お使いのシステムで Red Hat Enterprise Linux が使用されている場合は、次の手順を実行します。 – メーリングリストに登録するには、lists.us.dell.com にアクセスします。 – 同じ問題に関する投稿メッセージを検索するには、lists.us.dell.
困ったときは 3 デルへのお問い合わせ メモ: デルでは、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスオプションをいくつかご用意してい ます。アクティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、または デル製品カタログで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、 お住まいの地域では一部のサービスがご利用いただけない場合があります。 デルのセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせいただけ ます。 1. dell.com/contactdell にアクセスします。 2. インタラクティブな世界地図からお住まいの国または地域を選択します。 地域を選択すると、選択した地域内の国が表示されます。 3. 選択した国の下にある適切な言語を選択します。 4. 管轄の営業セグメントを選択します。 選択したセグメントのメインサポートページが表示されます。 5.