Users Guide
3– フ ァ イバーチ ャ ネルの設定
仮想ポー ト の設定 (
NPIV)
51 CU0354604-04 R
物理ポー ト または WWN は常に高い優先順位を持ち、 作成 し た仮想ポー ト に選択 された
帯域幅または優先順位スキームからは独立し ています。 作成 し たすべての仮想ポー ト に
QoS
レベルを割 り 当て る必要はあ り ません。 QoS レベルが仮想ポー ト に割 り 当て られ
ていない場合、 帯域幅または優先順位スキーム と は無関係にデフ ォル ト は低優先順位
(ベス ト エフ ォー ト ) です。 このフ レキシビ リ テ ィ によ り、 重要なアプ リ ケーシ ョ ンに集
中し て最高レベルのサービス を確保する こ と がで き ます。
QConvergeConsole CLI を
使用し て、 仮想ポー ト の
QoS レベルを変更することができます。
QoS レベルを変更するには、 その設定が次のハー ド ウ ェ ア と ソ フ ト ウ ェ アの要件を満た
している必要があります。
サーバーのオペレーテ ィ ングシステム :
Microsoft
®
Windows Server 2012 以降
MSI-X のサーバーサポー ト
QLogic2600 Series Adapter
最新バージ ョ ンの QLogic STOR ミニポートドライバー (Dell から取得可能)
http://support.dell.com
NPIV をサポー ト するフ ァ イバチャネルスイ ッ チ
ポイン ト ツーポイン ト接続で接続された物理ポート
帯域幅による QoS の設定
帯域幅によ る QoS の設定では、 物理ポー ト の最大 80 パーセ ン ト の帯域幅が仮想ポー ト
に割り当て られます。 残りの
20 パーセン ト は、 非 QoS アプリケーシ ョ ンおよび仮想
ポー ト のために予約されます。
帯域幅によ る
QoS の設定では、 各仮想ポー ト およびアプ リ ケーシ ョ ン またはこの仮想
ポー ト に関連付け られた仮想マシ ン (
VM) の帯域幅が保証されます。 正 し く QoS を設
定する こ とによ り、
VM がポー ト の帯域幅の確保を競 う と きに発生するボ ト ルネ ッ ク を
回避で き ます。
アプリケーショ ンまたは
VM のパフ ォ ーマ ンス を最大化する ために必要な帯域幅を検討
して、
QoS レベルをその値の 105 パーセン ト に設定 し ます。 例えば、 VM 上の ミ ッ
シ ョ ンク リ テ ィ カルなアプ リ ケーシ ョ ンがフ ァ ブ リ ッ ク経由でそのデータ を転送するた
めに
1Gb の帯域幅を必要と する場合、 Marvell ではその仮想ポー ト に 1.05Gb の帯域幅
を推奨します。
または、 仮想ポー ト
QoS 値を利用可能な合計帯域幅のパーセン テージで設定する こ と
もできます。
メモ
帯域幅で QoS を設定する こ と によ り 、 仮想ポー ト への最小帯域幅が保証さ れます
が、 上限は保証 されません。 ア プ リ ケーシ ョ ンまたは仮想ポー ト が
QoS 帯域幅値
で許可さ れている量を超え る帯域幅を必要 と し てお り 、 物理ポー ト に利用可能な
帯域幅がある場合は、 アプ リ ケーシ ョ ンは追加の帯域幅を受け取 り ます。 ポー ト
は追加の帯域幅をオンデマ ン ド で最大でポー ト のキャパシテ ィ まで、 または仮想
ポー ト 間で帯域幅の競合が起こ る まで割 り 当てます。