Users Guide
Table Of Contents
- 目次
- はじめに
- 1 機能と特徴
- 2 Windows Server でのチー ム化の設定
- 3 Windows での仮想 LAN
- 4 ハードウェアの取り付け
- 5 管理機能
- 6 Boot Agent ドライバソフト ウェア
- 7 Linux ドライバソフトウェア
- はじめに
- 制限
- パッケージング
- Linux ドライバソフトウェアのインストール
- 必要な iSCSI ソフトウェア コンポーネントをロード して実行する
- Linux ドライバのアンロードまたは削除
- PCI ファイルをパッチする(オプション)
- ネットワークインストール
- オプションプロパティのための値の設定
- ドライバのデフォルト
- ドライバメッセージ
- bnx2x ドライバメッセージ
- bnx2i ドライバメッセージ
- BNX2I ドライバのサインオン
- iSCSI トランスポート名前結合へのネットワークポート
- ドライバは、iSCSI オフロードを有効にした C-NIC デバイスとのハンドシェイクを完了します
- ドライバは、iSCSI オフロードが C-NIC デバイスで有効にされていないことを検出します
- 許可されている最大 iSCSI 接続オフロード制限を超えています
- ターゲットノードとトランスポート名前結合へのネットワークルートは、2 つの異なるデバイ スです
- どの C-NIC デバイスでもターゲットに到達できません
- ネットワークルートはダウンしているネットワークインタフェースに割り当てられています
- SCSI-ML が開始したホストのリセット(セッションリカバリ)
- C-NIC が iSCSI プロトコル違反を検出しました - 致命的エラー
- C-NIC が iSCSI プロトコル違反を検出しました — 致命的ではなく、警告です
- ドライバは、セッションをリカバリさせます
- ターゲットから受信した iSCSI PDU を拒否します
- Open-iSCSI デーモンがドライバにセッションを渡します
- bnx2fc ドライバメッセージ
- BNX2FC ドライバのサインオン
- ドライバは、FCoE オフロードを有効にした C-NIC デバイスとのハンドシェイクを完了します
- ドライバは、FCoE オフロードを有効にした C-NIC デバイスとのハンドシェイクに失敗します
- FCoE を起動するのに有効なライセンスがありません
- 許可された最大の FCoE オフロード接続制限またはメモリ制限を超過したため、セッションが 失敗しました
- セッションのオフロードが失敗しました
- セッションのアップロードが失敗しました
- ABTS を発行できません
- ABTS を使用して IO を復元できません(ABTS タイムアウトのため)
- セッションの準備ができていないため、I/O 要求を発行できません
- 正しくない L2 受信フレームを廃棄しました
- ホストバスアダプターと Iport 割り当てに失敗しました
- NPIV ポートの作成
- チャネル結合によるチーム化
- 統計
- Linux iSCSI オフロード
- 8 VMware ドライバソフトウェア
- 9 Windows ドライバソフト ウェア
- 10 Citrix XenServer ドライバ ソフトウェア
- 11 iSCSI プロトコル
- 12 Marvell チーム化サービス
- 13 NIC パーティション化と帯域 幅管理
- 14 ファイバーチャネルオーバー イーサネット
- 概要
- SAN からの FCoE ブート
- インストール後に SAN からブートする
- FCoE を設定する
- N_Port ID Virtualization(NPIV)
- 15 データセンターブリッジング
- 16 SR-IOV
- 17 仕様
- 18 規制情報
- 19 トラブルシューティング
- A 変更履歴
12–Marvell チーム化サービス
全般的なネ ッ ト ワー ク に関する考慮事項
文書番号 BC0054508-04 リビジョン R
2021
年 1 月 21 日 181 ページ
Copyright © 2021 Marvell
スパニングツリーアルゴリズム
イーサネッ ト ネ ッ ト ワークの場合、 2 つのブ リ ッ ジ間またはス イ ッ チ間では、 ア ク テ ィ
ブなパスが
1 つだけ存在 し ます。 ス イ ッ チ間にア ク テ ィ ブなパスが複数存在し ている
と、 ネ ッ ト ワー ク内にループが生 じ る可能性があ り ます。 ループが発生する と、 一部の
ス イ ッ チは、 ス イ ッ チの両側でステーシ ョ ン を認識する よ う にな り ます。 この状況では、
転送アルゴ リ ズムが正常に機能で きず、 重複フ レームが転送 される可能性があ り ます。
スパニングツ リーアルゴ リズムでは、 拡張ネッ ト ワーク内の全スイ ッチにまたがるツ
リ ーを定義 し て、 特定の冗長デー タ パス を強制的にス タ ンバイ (ブ ロ ッ ク) 状態に切 り
替え る こ と で、 パスの冗長性を実現し ます。 ネ ッ ト ワー ク内のス イ ッ チは、 パスの識別
に使用するスパニング
ツリー パケ ッ ト を定期的に送受信し ます。 1 つのネ ッ ト ワーク
セグ メ ン ト が到達不能にな っ た場合、 あるいはスパニング ツ リ ーの コ ス ト が変わっ た場
合、 スパニ ング
ツリー アルゴ リズムは、 スパニング ツリー トポロジーを再設定し、 ス
タンバイ
パスをアク テ ィ ブ化する こ とで リ ンク を再設定し ます。 エン ド ステーシ ョ ン側
では、 スパニング
ツ リ ーの動作は見えません。 し たがっ て、 これらのス テーシ ョ ンで
は、
1 つの LAN セグ メ ン ト に接続し たのか、 複数のセグ メ ン ト で構成 されたス イ ッ チ
LAN
に接続し たのかわかり ません。
スパニングツ リープロ ト コル (STP)は、ブリッジ間やスイッチ間での動作を目的とし
たレイヤ
2 プロ ト コルです。 STP の仕様は、 IEEE 802.1d で定義されています。 STP
の主な目的は、 ネ ッ ト ワー ク内に冗長パスがある と き にループに陥ら ないよ う にする こ
とです。
STP は、 ネ ッ ト ワー クループの検出および無効化を行い、 ス イ ッ チ またはブ
リ ッ ジの間にバ ッ ク ア ッ プ リ ン ク を提供 し ます。 このプ ロ ト コ ルを使用する と、 デバイ
スは、 ネッ ト ワーク内の
2 つのステーシ ョ ンの間で 1 つのパスのみを使用するよ う に、
ネッ トワークにある他の
STP 準拠デバイ ス と相互操作を行 う こ と が可能にな り ます。
安定したネッ ト ワーク ト ポロジーを確立すると、 すべてのブリ ッジはルー ト ブリ ッジか
ら送信される
hello BPDU (ブ リ ッ ジプロ ト コルデータユニッ ト ) を待つ状態にな り ま
す。 あ らか じ め定義さ れた時間 (最大経過時間) が経過し て も、 ブ リ ッ ジが
hello
BPDU
を受信 し ない場合、 ブ リ ッ ジはルー ト ブ リ ッ ジへの リ ン クがダウン し た と 判断
し ます。 次に このブ リ ッ ジは、 他のブ リ ッ ジ とのネゴシエーシ ョ ン を開始し て、 ネ ッ ト
ワー ク を再設定 し て、 有効なネ ッ ト ワー ク
トポロジーを再び確立します。 新しいトポロ
ジーを作成するプロセスは、 最大
50 秒かかり ます。 こ の間、 エ ン ド ツーエ ン ド の通信
は中断さ れます。
Marvell
では、 エン ド ステーシ ョ ンに接続し たポー ト に対し ては、 スパニングツ リーは
使用 し ない こ と をお勧め し ます。 その理由は、 定義上、 エ ン ド ステーシ ョ ンは、 イ ーサ
ネッ トセグメント内でループを作成しないからです。 さらにチーム化したアダプターを、
スパニングツ リ ーを有効に し たポー ト に接続する と、 接続上の不測の問題が発生する可
能性があ り ます。 た と えば、 チーム化 し たアダプ タ が物理アダプ タの
1 つで リンクを
失っ た と 仮定し ます。 物理アダプ タ が再接続さ れた場合 (フ ォ ールバ ッ ク と も 呼びま
す)、 中間 ド ラ イバは リ ン クが再び確立 され、 ポー ト で ト ラ フ ィ ッ クの送受信が開始さ れ
たと認識します。 しかし、
STP によ っ てポー ト が一時的にブロ ッ ク さ れる と 、 ト ラ
フ ィ ッ クが失われる こ と にな り ます。