Users Guide

12–Marvell チーム化サービス
全般的なネ ッ ト ワー ク に関する考慮事項
文書番号 BC0054508-04 リビジョン R
2021
年 1 月 21 日 176 ページ
Copyright © 2021 Marvell
Microsoft Virtual Server 2005 とのチーム化
Microsoft Virtual Server 2005 使用時にサポー ト される QLASP チーム構成は、 単一の
プライマリ
Marvell アダプターおよびスタンバイ Marvell アダプ タ ーで構成 さ れる
Smart Load Balancing
チームタ イプのみです。 Microsoft Virtual Server で、 チーム
を作成する前、 および仮想ネ ッ ト ワーク を作成する前に、 「仮想マシンネ ッ ト ワークサー
ビス」 を各チーム メ ンバーからバイ ン ド 解除または選択解除する必要があ り ます。 また、
仮想ネ ッ ト ワーク を このソ フ ト ウ ェ アに作成 し、 その後、 チームに よ っ て作成 された仮
想アダプターにバイン ドする必要があり ます。 ゲス ト オペレーテ ィ ングシステムをチー
ムの仮想アダプ タ ーに直接バイ ン ド する と 、 期待する結果が得られない場合があ り ます。
複数のスイッチにまたがるチーム化
SLB のチーム化は、 複数のス イ ッ チにまたがっ て設定で き ます。 ただ し 、 ス イ ッ チ同士
を接続する必要があ り ます。 通有中継 と リ ン ク集約は、 複数のス イ ッ チにまたがっ て動
作で き ません。 その理由は、 これらの実装では、 チームに含まれるすべての物理アダプ
タで同じイーサネッ ト
MAC ア ド レ ス を使用する必要がある ためです。 SLB がリンク
ロス を検出で き るのは、 チームに含まれるポー ト 間の接続や、 直接の リ ン ク パー ト ナー
との接続に限られる と い う 点に注意する こ と が重要です。
SLB には、 スイ ッ チで生じ る
他のハー ド ウ ェ ア障害に対応する機能がな く 、 他のポー ト の リ ン ク
ロスを検出できませ
ん。
スイッチリンクのフォールトトレランス
本項の図では、 フ ォール ト ト レ ラ ン ス対応のス イ ッ チ構成でどのよ う に SLB チームが
動作するかを説明 し ます。
Marvell は、 SLB チームにアクテ ィ ブな 2 つのメ ンバーがあ
る構成で、
ping リクエストと ping 応答メ ッ セージのマ ッ ピ ングを説明し ます。 すべて
のサーバー （
Blue、 Gray、 Red） は、 継続的に ping の送受信を相互に行っ ています。
これらのシナリオでは、
2 つのス イ ッ チ間でのチーム化の動作を説明 し て、 相互接続リ
ン クの重要性を理解し ます。
 図
12-3 は、 2 つのス イ ッ チ間に相互接続ケーブルがない構成です。
 図 12-4 では、 相互接続ケーブルがあ り ます。
 図
12-5 は相互接続ケーブルがある状態でのフ ェ イルオーバーイ ベン ト の例です。
メモ
Microsoft は、 Windows Server 2012 以降では、 アダプ タ ーベンダー固有の NIC
チーミ ング ド ライバではな く 、 OS 内 NIC のチー ミ ングサービスを使用する こ と
を推奨しています。
Marvell の NIC チー ミ ング ド ライバは Windows Server
2016
以降ではサポー ト されていません。