Users Guide
11–QLogic チーム化サービス
チーム化 と その他の詳細なネ ッ ト ワー ク プロパテ ィ
156 BC0054508-04 J
IEEE 802.1Q VLAN
1998 年に、 IEEE は 802.3ac 標準を承認し ま し た。 こ の標準は、 IEEE 802.1Q 仕様
で指定されている、
Ethernet ネッ トワーク上での Virtual Bridged Local Area
Network (VLAN)
タギングをサポート するフ レーム形式拡張を定義しています。 VLAN
プロ ト コルでは、 イーサネッ ト フレームにそのフレームが属する VAN を識別する タグ
を挿入で き ます。 現在は、
4 バイ トの VLAN タグが Ethernet フレームのソース MAC
アドレスと長さ / タイプ フィールドの間に挿入されます。VLAN タ グの最初の 2 バイ ト
は
IEEE 802.1Q タグ タイプで構成され、 次の 2 バイ ト にはユーザー優先順位フ ィ ール
ドと
VLAN 識別子 (VID) が含まれます。 仮想 LAN (VLAN) を利用する と、 ユーザーは
物理
LAN を論理的なサブパーツに分割で き ます。 定義済みの VLAN は、 その ト ラ
フィックやブロードキャストがその他の
VLAN から分離 されるため、 それぞれが独自の
分離されたネ ッ ト ワー ク と し て機能 し ます。 これによ り 各論理グループ内の帯域幅の効
率が向上し ます。
VLAN を利用する と 、 管理者は適切なセキ ュ リ テ ィ および QoS
(Quality of Service
、サービス品質) ポリシーを実施することもできます。 QLASP で
は、 チームまたはアダプ ターあた り
64 個の VLAN の作成をサポー ト し ています。 63
個がタ グ付き で、 1 つはタグな し です。 ただ し、 オペレーテ ィ ングシステムと システム
リソースによって、実際の
VLAN 数が制限されます。 VLAN サポー ト は、 IEEE
802.1Q
に従って提供され、 チーム化環境と単一アダプタでサポート されます。 VLAN
は、 同種のチーム化でのみサポー ト され、 Broadcom 以外の製品を使用し たチーム化環
境ではサポー ト されないこ とに注意し て く ださい。
QLASP 中間 ド ラ イバは、 VLAN タ
ギングをサポート しています。
1 つ以上の VLAN を中間 ド ラ イバの単一イ ンス タ ンスに
バイン ド できます。
Wake on LAN
Wake on LAN (WoL) は、 イーサネ ッ ト イ ン タ フ ェ ースから特定のパケ ッ ト を受信す
る と 、 システムがス リ ープ状態から復帰で き る よ う にする機能です。 仮想アダプ ターは、
ソフトウェア専用デバイスとして実装されるので、
Wake on LAN の実装に必要なハー
ド ウ ェ ア機能がな く 、 仮想アダプ タ ーではス リ ープ状態から システムを始動 させる こ と
ができません。 ただし、 物理アダプ タでは、 アダプ タがチームの一部である場合でも、
このプロパティ をサポート します。
メモ
WoL は、 次のアダプ タ ーで 1 つの物理ポー ト (ポー ト 1)上でのみサポートされ
ています。
BCM957810A1006DC (N20KJ)
BCM957810A1006DLPC (Y40PH)