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11–QLogic チーム化サービス
チーム化の仕組み
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または、 ス ト リームは次のよ うになります。
IGMP ------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1
ICMP ------> PhysAdapter1 ------> 10.0.0.1
TCP ------> PhysAdapter2 ------> 10.0.0.1
UDP ------> PhysAdatper3 ------> 10.0.0.1
アダプ タ 間の実際の割 り当ては、 時間の経過につれて変化する場合があ り ますが、 ハ ッ
シュでは
IP ア ド レ スのみ使用されるため、 TCP/UDP ベースでないプ ロ ト コルは同じ
物理アダプ タ を通過し ます。
パフォーマンス
最近のネ ッ ト ワー ク イ ン タ フ ェ ース カー ド には、 特定の CPU 集中型の操作のオ フ ロー
ディングを行うことで
CPU 利用率を軽減する多 く のハー ド ウ ェ ア機能が用意 されてい
ます (
153 ページの 「チーム化 と その他の詳細なネ ッ ト ワーク プ ロパテ ィ 」 を参照)。
対照的に、
QLASP 中間 ド ラ イバは完全な ソ フ ト ウ ェ ア機能であ り 、 プ ロ ト コルス タ ッ
クから受信し た各パケ ッ ト を調べて、 内容に対処 し てから特定の物理イ ン タ フ ェ ース を
通じて送信する必要があります。
QLASP ド ラ イバはほぼ一定の時間で各発信パケ ッ ト
を処理できますが、
CPU を限界まで使用し ている一部のア プ リ ケーシ ョ ンは、 チーム化
された イ ン タ フ ェ ースで動作 し ている場合に悪影響を受けるおそれがあ り ます。 このよ
う なアプ リ ケーシ ョ ンは、 負荷バラ ン シング機能よ り も中間 ド ラ イバのフ ェ イルオー
バー機能を利用する方が適切な場合があ り ます。 または、
Large Send Offload (大量送
信オ フ ロー ド ) などの特定のハー ド ウ ェ ア機能を提供する単一の物理アダプ タ ーで、 よ
り 効率的に動作する場合があ り ます。
チームタイプ
チーム タ イ プには、 ス イ ッ チ非依存型、 ス イ ッ チ依存型、 および LiveLink があ ります。
スイッチ非依存型
QLogic Smart Load Balancing チームタ イプでは、 2 ~ 8 の物理アダプ タ ーが単一の
仮想アダプ タ ー と し て動作で き ます。
SLB チーム タ イ プの最大の利点は、 任意の IEEE
準拠ス イ ッ チで動作 し、 特別な設定が不要な こ と です。
Smart Load Balancing およびフェイルオーバー
SLB
は、 ス イ ッ チに依存 し ない双方向のフ ォル ト トレラント チーム化およびロード バ
ラ ンシングを提供 し ます。 ス イ ッ チに依存し ない と い う こ と は、 ス イ ッ チ内で この機能
をサポー ト し ている必要がな く 、
SLB がすべてのスイ ッ チ と互換になるこ と を意味し ま
す。
SLB では、 チーム内のすべてのアダプ タに個別に MAC アドレスが与えられます。
ロード
バランシング アルゴリズムは、 ソースおよび宛先ノードのレイヤ 3 アドレスで
動作し ます。 これによ り 、
SLB は受信 ト ラ フ ィ ッ ク と 発信 ト ラ フ ィ ッ ク の両方のロー ド
バラ ンシングを行 う こ と が可能にな り ます。