Users Guide
11–QLogic チーム化サービス
要旨
135 BC0054508-04 J
このチーム化モー ド では、 中間 ド ラ イバは発信 ト ラ フ ィ ッ クのロー ド バランシングと
フェイルオーバーのみを制御し、 受信トラフィックはスイッチのファームウェアとハー
ドウェアで制御されます。
Smart Load Balancing の場合のよ う に、 QLASP 中間 ド ラ
イバは
IP/TCP および UDP の発信元および宛先ア ド レ ス を使用 し て、 サーバーの伝送
ト ラ フ ィ ッ クの負荷バラ ンスを行います。 大部分のス イ ッ チは、 発信元および宛先
MAC
アドレスの XOR ハッシュを実装しています。
リンク集約(
IEEE 802.3ad LACP)
リ ン ク 集約は、 リ ン ク 集約制御プ ロ ト コル (LACP) を使用し てチームを構成するポー
ト をネゴシエー ト する こ と を除けば、 通有中継と 似ています。 チームを使用で き る よ う
にするには、 リ ン クの両端で
LACP を有効にする必要があ り ます。 LACP がリンクの両
端で利用可能にな っ ていない場合、
802.3ad はリ ン クの両端が リ ン ク ア ッ プ状態である
こ とのみを要求する手動集約を提供し ます。 手動集約は
LACP メ ッ セージ交換を実行せ
ずに メ ンバー
リンクをアクティブ化するため、 LACP ネゴシエート リンクと同程度に
堅固で信頼で き る とみなすこ とはで き ません。
LACP は、 どの メ ンバー リ ン クが集約可
能であるかを自動的に判断 し て、 それら を集約し ます。 リ ン ク集約用の物理 リ ン クの追
加と削除を制御して、 フレームが失われたり複製されたり しないようにします。 集約リ
ンク
メ ンバーの削除は、 LACP 対応の集約 リ ン ク に対 し て、 オプ シ ョ ン と し て使用可能
なマーカー
プロ ト コルで提供されます。
リ ン ク集約グループは、 中継内のすべてのポー ト に対 し て単一の MAC アドレスを通知
し ます。 集約先の
MAC ア ド レスは、 グループ を構成するいずれかの MAC アドレスで
ある可能性があ り ます。
LACP とマーカー プ ロ ト コルは、 マルチキャ ス ト 宛先ア ド レ ス
を使用します。
リ ン ク集約制御機能は集約される リ ン ク を特定 し て、 シス テムの集約機能にポー ト をバ
イ ン ド し 、 状況を監視 し て集約グループに変更が必要かど う かを判断 し ます。 リ ン ク集
約は複数のリ ン クの個々の能力を合わせて、 高性能の仮想 リ ン ク を形成 し ます。
LACP
ト ラ ン ク内の リ ン クの障害または交換で、 接続性が失われる こ とはあ り ません。 中継内
の残りのリ ン ク に ト ラ フ ィ ッ クがフ ェ イル
オーバーされるだけです。
SLB(自動フォールバックは無効)
このチーム タイプは、 スマート ロード バランスおよびフ ェイルオーバー チーム タイプ
と同一です。 ただし、 スタンバイ
メンバーがアクティブな状態であり、 プライマリ メン
バーが動作を再開 し た場合、 チームはプ ラ イマ リ
メンバーに切り替えずにスタンバイ メ
ンバーをそのまま使用する と ころが異なります。 このチームは、 ネッ ト ワーク
ケーブル
が外されてネ ッ ト ワー ク
アダプタに再接続されたときにのみサポート されます。 アダプ
タがデバイス
マネージャまたはホッ ト プラグ PCI を介して取り外し / 取り付けられた
場合にはサポー ト さ れません。
メモ
通有中継は、 iSCSI オフロードアダプターではサポート されていません。