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ス イ ッ チ非依存パーテ ィ シ ョ ニン グ
ス イ ッ チ非依存パーテ ィ シ ョ ニング設定
144 CU0354602-04 M
QLogic アダプ タ ーの各物理ポー ト は、 双方向に同時に最大 10 Gbps の速さ で
データ を送受信できます。 物理ポー ト が
4 つのパーテ ィ シ ョ ンに分割されてい
る場合、 ポー ト の帯域幅は ト ラ フ ィ ッ クの需要に応じ て各ポー ト パーテ ィ シ ョ ン
間に配分さ れます。
ポー ト パーテ ィ シ ョ ンご とに
QoS を設定するには、 各パーテ ィ シ ョ ンの物理
ポー ト に最小帯域幅と 最大帯域幅のパーセ ン ト 値を設定し ます。 この機能は、
ポートパーティションを使用して重要なアプリケーションを実行するために特定
の帯域幅を必要 と する各パーテ ィ シ ョ ンに対 し て、 転送レー ト を保証するのに役
立ち ます。 特定の
QoS の設定によ り 、 VM がポー ト 帯域幅の確保を競 う と きに
生じるボトルネッ クを解決できます。
Enhanced transition Service
(
ETS
) は、 ネ ッ ト ワーク ポー ト での実際の帯域
幅割 り 当て を制御し ます。
ETS
下の帯域幅の割り 当ては通常、
FCoE
トラフィッ
クに
50
パーセン ト 、 非
FCoE
トラフィック (
NIC
および
iSCS
)に
50
パーセ
ン ト です。 これは、 所定のポー ト に対する複数
NIC
パーテ ィ シ ョ ン間の
スイッチ
非依存パーテ ィ シ ョ ニング
QoS
の割 り 当ては、 帯域幅内の非
FCoE
部分の割合
であるこ とを示しています。
Switch Independent Partitioning QoS (スイ ッ チ独立パーテ ィ シ ョ ニング
QoS
) により、 NIC および iSCSI パーテ ィ シ ョ ン にはそれぞれ、 使用可能な帯
域幅の最小保証部分の割 り 当てが可能 と な り ます。 ただ し 、 ユーザーイ ン タ
フ ェ ース ツールは、
iSCSI パーテ ィ シ ョ ン に対する帯域幅制限の設定をサポー
トしていません。つまり、
iSCSI パーテ ィ シ ョ ンは優先帯域幅を得られません。
例えば、
NIC パーテ ィ シ ョ ン間に割 り 当て られた最小帯域幅の合計が 100 パー
セン ト の場合、 使用率の高い状況では、
iSCSI パーテ ィ シ ョ ンはこの NIC の帯
域幅部分の
1 パーセ ン ト に制限さ れます。
使用率が高い と きに
iSCSI
で使用で き る帯域幅を
1
パーセン ト よ り大き く するに
は、
Switch Independent Partitioning QoS
(スイ ッ チ独立パーテ ィ シ ョ ニング
QoS
) の最小帯域幅設定の合計が、
100
パーセン ト よ り少な く なる よ う に し ます。
例:
ス イ ッ チ非依存パーテ ィ シ ョ ニングが有効化 さ れたポー ト には iSCSI パー
ティション、 および FCoE パーテ ィ シ ョ ンが各 1 つの、 計 2 つの NIC
パーテ ィ シ ョ ンがあ り ます。
ETS は、 ネ ッ ト ワー ク帯域幅の 50 パーセン ト を FCoE トラフィックに、
50 パーセン ト を非 FCoE トラフィックに割り当てます。
各
NIC
パーテ ィ シ ョ ンの
Switch Independent Partitioning QoS
(スイ ッ
チ独立パーテ ィ シ ョ ニング
QoS
) の最小帯域幅の設定は、
50
パーセン ト
です。
つま り、 各 NIC パーテ ィ シ ョ ンには 10Gb の 50 パーセン ト の 50
パーセン ト 、 つま り 2.5Gb が保証 さ れます。