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3– アダプター管理アプリケーシ ョ ン
Windows 管理アプ リ ケーシ ョ ン
84 CU0354602-04 M
MAC address based (MAC address ベース) は、 ターゲッ ト MAC
address
に基づいて負荷が分散される こ と を示 し ます。
ス イ ッ チに依存 し ない負荷バラ ンシ ングでは、 チームへの ト ラ フ ィ ッ クは優先プ
ライマリアダプターが受け付けます。 優先プライマリアダプターに障害が発生す
る と、 受信負荷はセ カ ンダ リ アダプ タ ーに送 られます (フ ェ イルオーバー処理)。
優先プ ラ イ マ リ アダプ タ ーが復旧する と、 受信負荷は優先プ ラ イ マ リ アダプ タ ー
に送られるようになります (フェイルバック処理)。 このようにして、 スイッチ
に依存し ない負荷バラ ンシ ングチームはフ ェ イルセー フ チーム と同様の機能も果
たします。 フェイルオーバーまたはフェイルバックによって優先プライマリが変
わるたびに、 チームの
Gratuitous アドレス解決プロトコル (ARP)によって、
他のネ ッ ト ワーク エ レ メ ン ト にプ ラ イ マ リ アダプ タ ーの変更が通知さ れます。
リンク集約モード
リンク集約は、 複数の NIC を LAG と呼ばれる 1 つの論理的ネ ッ ト ワーク イ ン
タ フ ェ ースに組み合わせる こ と で、 帯域幅を拡大 し 信頼性を高めます。 リ ン ク集
約は拡張可能で、 チームのアダプ タ ーを統計的または動的に追加または削除する
ことができます。
LAG
を構成するすべてのチームポー ト からの ト ラ フ ィ ッ クは同一の MAC
address
を使用しており、 これはチームの MAC address です。 新しいアダプ
ターが
LAG に加わる と き、 または LAG を構成する アダプ タ ーに不具合が発生
し た場合、 ス イ ッ チ と サーバー間で簡単なプ ロ ト コルの交換を行っ た後、
LAG
は機能を再開 し ます。 QLogic アダプ タ ーは短時間で集約 さ れ、 レーテ ン シは 1
~ 2 秒です。
リンク集約モードには
2 つのオプシ ョ ンがあ り ます。
スタティ ックリンク集約
ダイナミ ックリンク集約
スタティ ックリンク集約
スタティ ックリンク集約 (
SLA、汎用トランキングの 802.3ad スタティ ックプ
ロトコル) は、
802.3ad 準拠のス イ ッ チを必要 と する ス イ ッ チ使用のチー ミ ン
グモードです。 スイ ッチポートは
LAG を構成する複数のアダプターを、 単一の
仮想アダプ タ ー と し て認識する よ う に設定 し てお く 必要があ り ます。
メモ
上記 2 つのリ ン ク集約モー ド を使用するには、 IEEE 802.3ad 標準をサ
ポー ト するスイ ッ チが必要です。