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13–RDMA による NVMe-oF 設定
パフ ォーマン スの最適化
251 AH0054602-04 M
この例では、 タ ーゲ ッ ト NVMe デバイ スレーテン シは 8µsec です。 NVMe-oF
の使用から生 じ る総レーテ ンシは、 イ ニシエー タ デバイ ス NVMe-oF レーテンシ
(
30µsec)と、ターゲットデバイス NVMe-oF レーテンシ (8µsec) の差、 つま
り
22 µsec です。
4. FIO を実行して、 ターゲッ トサーバーでのローカル NVMe デバイ スの帯域幅を測
定します。 次のコマンドを発行します。
fio --verify=crc32 --do_verify=1 --bs=8k --numjobs=1
--iodepth=32 --loops=1 --ioengine=libaio --direct=1
--invalidate=1 --fsync_on_close=1 --randrepeat=1
--norandommap --time_based --runtime=60
--filename=/dev/nvme0n1 --name=Write-BW-to-NVMe-Device
--rw=randwrite
ここで、 --rw
は読み取り 専用には randread、 書き込み専用には
randwrite、 読み書きには
randrw を指定できます。
パフォーマンスの最適化
イニシエータとターゲットの両方のサーバーでパフォーマンスを最適化するには、次の
手順を実行します。
1. 次のよ う にシステム BIOS を設定します。
Power Profiles (電力プ ロ フ ァ イル) = 「最大パフ ォ ーマン ス」 または相当
ALL C-States (すべて C 状態) = 無効
Hyperthreading (ハイパース レ ッ デ ィ ング) = 無効
2. grub ファイル (/etc/default/grub) を編集し て、 Linux カーネルパラ メー
タを設定します。
a.
GRUB_CMDLINE_LINUX の行の末尾にパラ メ ー タ を追加し ます。
GRUB_CMDLINE_LINUX="nosoftlockup intel_idle.max_cstate=0
processor.max_cstate=1 mce=ignore_ce idle=poll"
b. grub ファイルを保存します。
c. grub ファイルを再構築します。
従来の BIOS ブート用に grub ファイルを再構築するには、 次のコ
マンドを発行します。
# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg (従来の
BIOS ブー
ト)
EFI ブート用に grub フ ァ イルを再構築するには、 次のコ マ ン ド を発
行します。
# grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/<os>/grub.cfg (
EFI ブー
ト)
d. サーバーを再起動 し て、 変更を実装し ます。