Users Guide
7–RoCE 設定
Linux 用のアダ プ タ ー上での RoCE の設定
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Linux の RoCE v2 の設定
RoCE v2 の機能を確認するには、 RoCE v2 がサポー ト される カーネルを使用する必要
があ り ます。
Linux
の RoCE v2 を設定するには、次の手順を実行します。
1. 次のいずれかのサポー ト される カーネルを使用 し ている こ と を確認 し ます。
SLES 15 / 15 SP1
SLES 12 SP4 以降
RHEL 7.6、 7.7、および 8.0
2. RoCE v2
を次のよ うに設定します。
a. RoCE v2 の GID インデックスを見つけます。
b. サーバーおよびク ラ イ アン ト のルーテ ィ ングア ド レ スを設定し ます。
c. スイッチで L3 ルーテ ィ ングを有効に し ます。
RoCE v2 GID インデックスまたはアドレスの確認
RoCE v1
および RoCE v2 固有の GID を見つけるには、 sys または class パラ メータ
を使用するか、
41xxx FastLinQ ソースパッケージから RoCE スクリプトを実行しま
す。 デフ ォル ト の
RoCE GID インデックスおよびアド レスをチェ ッ クするには、
ibv_devinfo コマンドを発行して、
sys または class パラ メータ と比較します。 例 :
#ibv_devinfo -d qedr0 -v|grep GID
GID[ 0]: fe80:0000:0000:0000:020e:1eff:fec4:1b20
GID[ 1]: fe80:0000:0000:0000:020e:1eff:fec4:1b20
GID[ 2]: 0000:0000:0000:0000:0000:ffff:1e01:010a
GID[ 3]: 0000:0000:0000:0000:0000:ffff:1e01:010a
メモ
バ ッ ク ツーバ ッ ク または一時停止設定の場合、 デフ ォル ト の GID 値はゼロ (0)
です。サーバーおよびスイッチ設定では、適切な
GID 値を識別する必要があ り ま
す。 ス イ ッ チ を使用し ている場合は、 正 し い設定について、 対応する ス イ ッ チ設
定マニュアルを参照して く ださい。
メモ
RoCE v2 がサポー ト さ れる カーネルを使用し て RoCE v1 および
RoCE v2
を設定するこ とができます。 これらのカーネルによって、 同じサ
ブネッ ト上だけでな く
RoCE v2 な どの異なるサブネ ッ ト 上や、 あ らゆる
ルータ ブル環境で
RoCE ト ラ フ ィ ッ ク を実行する こ とが可能にな り ます。
RoCE v2 のために必要な設定はわずかで、 他のすべてのスイ ッ チやアダプ
タ ーの設定は
RoCE v1 および RoCE v2 に共通です。