Users Guide
6–SAN からのブート設定
SAN からの iSCSI ブー ト
101 AH0054602-04 M
SLES 12 SP3 以降の SAN からの iSCSI ブートの設定
SLES 12 SP3
以降をインストールするには、次の手順を実行します。
1. iSCSI タ ーゲ ッ ト を事前設定し UEFI で接続し ている iSCSI ターゲッ トで、
SLES 12 SP3 インストールメディアから起動します。
2. インストーラコマンドパラメータに dud=1 パラ メ ー タ を追加し て、 最新の ド ラ
イバパッケージをアップデート します。 必要な
iSCSI ドライバはインボックスで
はないため、 ドライバアップデートディスクが必要です。
3. SLES 12 SP3 OS で指定されているインス ト ール手順を実行します。
DHCP 設定での既知の問題
SLES 12 SP3
以降の DHCP 設定では、DHCP サーバーから取得し た イニシエータ IP
アドレスがターゲッ ト IP ア ド レ ス と異なる範囲にある場合、 OS イ ンス ト ール後の最初
の起動が失敗する こ と があ り ます。 この問題を解決するには、 静的設定を使用し て
OS
を起動し 、 最新の iscsiuio 非インボッ クス RPM をアップデート し、 initrd を再ビルド
してから、
DHCP 設定を使用 し て OS を再起動します。 これで OS は正常に起動する
はずです。
メモ
マルチパス I/O (MPIO)設定とシングルパスで Linux に iSCSI BFS をイ
ンストールする場合、
multipath.conf フ ァ イルの次の設定を使用 し ます。
defaults {
find_multipaths yes
user_friendly_names yes
polling_interval 5
fast_io_fail_tmo 5
dev_loss_tmo 10
checker_timeout 15
no_path_retry queue
}
これらの推奨設定は調整可能で、
iSCSI BFS を動作させるためのガイダン
ス と し て提供 されます。
詳細については、 適切な
OS ベンダーにお問い合わせ く ださい。
メモ
SLES 12 SP3 専用:サーバーがマルチ フ ァ ン ク シ ョ ンモー ド (NPAR)向
けに設定 されている場合は、 この手順の一環と し て、 以下の他のパラ メ ー タ
を指定する必要があ り ます。
dud=1 brokenmodules=qed,qedi,qedf,qede withiscsi=1
[BOOT_IMAGE=/boot/x86_64/loader/linux dud=1
brokenmodules=qed,qedi,qedf,qede withiscsi=1]