Users Guide
18– トラブルシューティング
NPAR
307 BC0054508-04 M
トラブル : イ ン ス ト ール後に SAN からの iSCSI オ フ ロー ド ブー ト が失敗する。
SAN プロセスからの iSCSI ブー トは、 プリスイ ッチルート とポス ト スイ ッチルートの
2
部に分かれます。
プ リ ス イ ッ チルー ト では、 ド ラ イバのロー ド 時に、 open-iSCSI ツール iscsistart は
ターゲッ ト との接続を確立し、 リモー ト
LUN を検出します。 次に、 iscsistart は iBFT
情報を使用してセッ シ ョ ンを開始します。
iscsistart
ユーテ ィ リ テ ィ プ ログ ラムは、 タ ーゲ ッ ト との接続の管理には実行 されませ
ん。 (主な用途は、
iSCSI ルー ト ブー ト に使用するセ ッ シ ョ ンを開始する こ と です。)
ポス ト ス イ ッ チルー ト の後、 初期化ブー ト プ ロ セスの一部と し て、
open-iscsi ツール i
scsid
がプ リスイ ッチルート iSCSI 接続を引き継ぎます。 したがって、 iscsid はリカバ
リ中にターゲッ ト との
iscsi 接続を管理 し ます。
プリルート iscsistart によ る接続確立時 と、 iscsid による iSCSI 接続引き継ぎ との間に
ギャ ッ プがあ り ます。 この間、
OS ブート プロセスは iSCSI 接続を リ カバリ する方法が
あ り ません。 場合によ っ ては、 こ のギ ャ ッ プ中に
bnx2x NIC インタフェースのリンク
が「フラップ」し、
iSCSI 接続が中断さ れ、 iSCSI 接続 リ カバ リ または再試行が失敗 し
ます。
ソリューション :
bnx2x NIC インタフェースのリンクフラップを避け、 モジュールパラ
メータ
disable_tpa=1 を使用して bnx2x ドライバをロードします。カーネル grub コ
マンド ラインまたは /etc/modprobe.d/bnx2x.conf フ ァ イル構成のいずれかを使
用して、 このパラメータを設定します。
NPAR
トラブル : NPAR モードのデバイスの 4 つのポー ト すべてでス ト レージ設定に整合性が
ない場合、 次のエ ラ ー メ ッ セージが表示 される。
PXE-M1234: NPAR block contains invalid configuration during boot.
iSCSI の パーソナ リ テ ィ が 1 つのポー ト の最初のパーテ ィ シ ョ ンで有効な際に、 FCoE
パー ソ ナ リ テ ィ が別のポー ト の最初のパーテ ィ シ ョ ン で有効な場合、 ソ フ ト ウ ェ アの欠
陥によ り、 システムは
iSCSI または FCoE ターゲッ トに対して BFS ブー ト を実行でき
ない場合があ り ます。
MBA ド ラ イバはこの設定のチ ェ ッ ク を実行 し、 このよ う な設定
が検出さ れる と 、 プロ ン プ ト が表示 されます。
ソリューション : 7.6.x のフ ァームウェアと ド ライバを使用している場合、 このエラー
を回避するには、
iSCSI または FCoE が最初のパーテ ィ シ ョ ン で有効な場合、 そのデバ
イスの
4 つのポー ト すべてのパーテ ィ シ ョ ン で同じ設定を有効にする よ う に NPAR ブ
ロックを設定します。