Users Guide
2–Windows Server でのチーム化の設定
負荷バラ ン シ ング と フ ォ ール ト ト レ ラ ン ス
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ネ ッ ト ワー ク アダプ タ ーのチーム化の概念の詳細については、 第 11 章 Marvell チーム
化サービス を参照して く ださい。
負荷バランシングとフォールトトレランス
チーム化を行 う こ と で、 ト ラ フ ィ ッ クの負荷バラ ンシ ング と フ ォ ール ト ト レ ラ ンス
(ネ ッ ト ワー ク接続に失敗し た場合に、 アダプ タ ーの動作を冗長化する こ と ) が実現で き
ます。
1 台のシス テムに複数のギガビ ッ ト イ ーサネ ッ ト ネ ッ ト ワーク アダプ タ ーが取 り
付けられているときは、 仮想アダプターを作成するこ とで、 アダプターを複数のチーム
にグループ化する こ とができます。
1
つのチームは 2 ~ 8 のネ ッ ト ワー ク イ ン タ フ ェ ースから構成で き、 それぞれのイ ン タ
フェースをプライマリインタフェースとして、 またはスタンバイインタフェースとして
指定で き ます。 (ス タ ンバイ イ ン タ フ ェ ースは、 ス イ ッ チ非依存型
NIC チー ミ ングの
Smart Load Balancing およびフ ェ イルオーバータ イ プのチームでのみ使用可能で、
SLB チームあたり 1 つのス タ ンバイ イ ン タ フ ェ ースのみ指定で き ます)。 アダプ タ、
ケーブル、 スイ ッ チ
ポート、 またはスイッチ (チーム化されたアダプタが別のスイッチ
に取り 付け られている もの) の不良のために、 アダプ タ のチーム
メンバー通信でトラ
フ ィ ッ クが認識さ れない場合、 負荷分散は再評価さ れ、 その他のチーム
メンバーに再度
割 り当て られます。 すべてのプ ラ イ マ リ アダプ タ ーがダウン し た場合は、 ホ ッ ト ス タ ン
バイ アダプ タ ーがア ク テ ィ ブにな り ます。 このため、 既存のセ ッ シ ョ ンが維持 され、
ユーザーへの影響はあ り ません。
チーム タイプ
Windows オペレーテ ィ ング システム フ ァ ミ リ で利用可能なチームの タ イ プは以下のと
おりです。
Smart Load Balancing およびフ ェ イルオーバー
リンク集約 (802.3ad)
通有中継
(FEC/GEC)/802.3ad-Draft Static
メモ
Windows Server 2012 には NIC チー ミ ングというビルトインチーミングサポー
トがあります。
Marvell では、 同じアダプターに対して、 ユーザーが NIC チー ミ
ングと
QLASP を同時に使用し てチーム化を有効にする こ とはお勧めできません。
Windows Server 2016 は、 Marvell の QLASP チーム化ド ラ イバをサポー ト し
ていません。
メモ
1 つのアダプ タ ーでチームを作成で き ますが、 これはチーム化の目的に反するた
め、
Marvell ではお勧めしていません。 1 つのアダプ タ ーで VLAN を設定する と、
1 つのアダプ タ ーで構成さ れたチームが自動的に作成 されます。 1 つのアダプ ター
でチームを作成するのは、 このよ う な場合だけに し て く だ さ い。