Users Guide
260 BC0054508-04 M
15 SR-IOV
本章では、 Single- Root I/O Virtualization (SR-IOV)について説明します。
概要
SR-IOV を有効化する
264 ページの 「SR-IOV が動作可能である こ との確認」
265 ページの 「SR-IOV と ス ト レージ機能」
265 ページの 「SR-IOV とジャンボパケッ ト」
概要
ネッ トワーク コントローラを仮想化すると、ユーザーはネッ トワーキング ハー ド ウ ェ ア
リソースを統合し、 統合されたハードウェア上で複数の仮想マシンを同時に実行するこ
とができます。 仮想化により、 ユーザーは
I/O 共有、 統合、 分離、 移行のよ う な多様な
機能を利用で き、 チーム化 と フ ェ イルオーバーを想定 し たプ ロ ビ ジ ョ ニ ングによ り 管理
を簡略化するこ と もできます。
仮想化を使用する と、 ハイパーバイザーのオーバーヘ ッ ド が原因で、 パフ ォ ーマン スが
低下する こ とがあ り ます。
PCI-SIG は SR-IOV 仕様を採用 し、 このよ う なパフ ォ ーマ
ンスの問題に次の方法で取り 組みま し た。 仮想機能 (
VF)、 つま り 軽量な PCIe 機能を
作成し ます。 この機能は仮想マシ ン (
VM) に直接割 り 当て る こ と ができ、 主要デー タ
の移動に関してハイパーバイザーレイヤを迂回できます。
すべての
Marvell アダプタが SR-IOV をサポート しているわけではありません。 詳細に
ついては製品のマニュアルを参照して く ださい。
SR-IOV を有効化する
SR-IOV を有効にし よ う とする前に、 次のこ と を確認し て く だ さい。
アダプタ
ハー ド ウ ェ アが SR-IOV をサポート している。
SR-IOV がシステム BIOS でサポー ト され、 有効にな っ ている。
NPAR モー ド を設定 (使用する場合)