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14– データ セン ターブ リ ッ ジング
Windows Server 2012 以降のデー タ セン タ ーブ リ ッ ジング
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NIC パーテ ィ シ ョ ン化が有効な設定では、 ETS (動作可能な場合) が各機能に割
り 当て ら れた帯域幅相対 (最小) ウ ェ イ ト よ り も優先 されます。 伝送選択ウ ェ イ
トは、 代わりに
ETS 設定ごとのプロトコルごとになります。 機能ごとの最大帯域
幅は、
ETS が存在し ていて も使用さ れます。
DCBX ピア経由でアドバタイズされた iSCSI または FCoE アプリケーシ ョ ンの
TLV
がない場合、 アダプ タ はロー カル管理者の MIB から取得 さ れた設定を使用し
ます。
Windows Server 2012 以降のデータセンターブリッ
ジング
Windows Server 2012 から、 Microsoft はサービス品質 (QoS)を OS レベルで管理
する と い う 新 し い方法が導入し ま し た。
Windows QoS の 2 つの主要な要素は次のと お
りです。
ベンダーに依存しない方法で、
NIC の DCB 設定を個別およびド メ イン全体にわ
た っ て管理で き る機能。 管理イ ン タ フ ェ ースは、
Windows PowerShell Cmdlets
によ っ て提供 さ れます。
SMB ト ラ フ ィ ッ ク な どの特定のタ イ プのレ イヤ 2 ネッ トワーキングト ラフィ ック
にタグを付けて、
ETS を使用 し たハー ド ウ ェ ア帯域幅の管理を可能にする機能。
DCB 対応のすべての Marvell 統合ネ ッ ト ワーク アダプ タ ーは、 Windows QoS との相
互運用が可能です。
QoS Windows 機能を有効にするには、 Marvell のデバイ スが DCB 対応であ る こ と を
確認し ます。
1. CCM または他の管理ユーテ ィ リ テ ィ を使用 し て、 デー タ セン タ ーブ リ ッ ジ ングを
有効に し ます。
2. Windows デバイ スマネージ ャ または他の管理ユーテ ィ リ テ ィ を使用 し て、 NDIS
ドライバを選択し、Advanced (詳細設定) プ ロパテ ィ を表示 し て、 Quality of
Service
(サービス品質) プ ロパテ ィ を有効に し ます。
QoS が有効になる と 、 DCB 関連の設定に関する管理コ ン ト ロールがオペレーテ ィ ング
システムに渡されます (つまり、
QCS CLI または QCC GUI は DCB の管理 コ ン ト
ロールに使用できな く なります)。
QoS の設定と 管理は PowerShell を使用して行う こ
とができます。
PowerShell Cmdlets を使用 し て、 ト ラ フ ィ ッ ク分類、 優先度フ ロー制
御、 ト ラ フ ィ ッ ク
クラスのスループット スケジューリングなど、 さまざまな QoS 関連
パラ メ タを設定できます。
PowerShell で構成された DCB 設定が、 接続 されている
DCB
対応ス イ ッ チ と 互換性がある こ と を確認する必要があ り ます。
PowerShell Cmdlets の使い方の詳細については、 Microsoft TechNet ライブラリの
『
DCB Windows PowerShell User Scripting Guide』 (英語) を参照 し て く だ さ い。