Users Guide
11–Marvell チーム化サービス
要旨
157 BC0054508-04 M
ハードウェア要件
チーム化のハー ド ウ ェ ア要件には以下が含まれます。
リピータハブ
スイッチングハブ
ルータ ー
本書で説明されている さ まざまなチーム化モー ド では、 ク ラ イアン ト をチーム化された
システムに接続するためのネ ッ ト ワー ク機器に、 特定の制限を設けています。 各 タ イ プ
のネ ッ ト ワーク
インターコネク ト テ ク ノ ロジーがチーム化に与える影響に関し てはこれ
以降のセ ク シ ョ ン で説明 し ます。
リピータハブ
リピータ ハブ を使用する と 、 ネ ッ ト ワーク管理者はイーサネ ッ ト ネッ トワークを個々の
セグ メ ン ト の限界以上に拡張する こ とができ ます。 リ ピー タ は
1 つのポー ト で受信し た
入力信号を接続さ れている他のすべてのポー ト で再生成し て、 単一の衝突 ド メ イ ン を形
成し ます。 このド メ インは、 リ ピータに接続されているステーシ ョ ンから別のステー
シ ョ ンにイーサネ ッ ト フ レームを送信する と、 同じ衝突 ド メ イ ン内のすべてのステー
ションでそのメッセージを受信するということを意味します。
2 つのステーシ ョ ンで同
時に伝送を開始し た場合、 衝突が発生 し、 伝送中の各ステーシ ョ ンは任意の時間が経過
した後に再度そのデータを伝送します。
リ ピー タ を使用するには、 衝突 ド メ イ ンに属し ている各ステーシ ョ ンが半二重モー ド で
動作し ている必要があ り ます。 半二重モー ド は
IEEE 802.3 仕様のギガビ ッ ト イーサ
ネッ ト (
GbE)アダプターでサポートされていますが、GbE アダプターメーカーの大
部分ではサポー ト されていません。 そのため、 半二重モードはこ こでは考慮し ません。
複数のハブにまたがるチーム化は、
SLB チームに対してのみト ラブルシューテ ィ ング
(ネ ッ ト ワーク
アナ ラ イザの接続など) の目的でサポー ト されています。
スイッチングハブ
リピータ ハブ とは異なり、 スイ ッ チング ハブ (さ らに簡単に言えば、 スイ ッチ) を使用
すると、 イーサネッ ト
ネ ッ ト ワー ク を複数の衝突 ド メ イ ンに分ける こ とができ ます。 ス
イッチは、 イーサネット
MAC アドレスだけに基づいて、 ホスト間でイーサネット パ
ケ ッ ト を転送する役割を果た し ます。 ス イ ッ チに接続 されている物理ネ ッ ト ワー ク
アダ
プ タ は、 半二重または全二重モー ド で動作する場合があ り ます。
通有中継と 802.3ad リ ンク集約をサポート するには、 スイ ッチでこのよ う な機能を明確
にサポー ト し ている必要があ り ます。 ス イ ッ チで これらのプ ロ ト コルをサポー ト し てい
ない場合でも、
Smart Load Balancing で使用できる場合があり ます。
メモ
スイ ッ チがス タ ッ ク可能なスイ ッ チ と し て動作し ている場合、 すべてのネ ッ ト
ワーク
チーム化モード をスイ ッチ間で使用できます。