Users Guide
11–Marvell チーム化サービス
要旨
156 BC0054508-04 M
ソフトウェアコンポーネント
Windows オペレーテ ィ ングシステム環境では、 チー ミ ン グは NDIS 中間 ド ラ イバに
よ って実装されます。 このソ フ ト ウ ェ アコ ンポーネン ト が ミ ニポー ト ド ラ イバ、
NDIS
レイヤ、 およびプロ ト コルス タ ッ ク で動作し て、 チー ミ ングアーキテクチャ を可能にし
ます (
163 ページの図 11-2 を参照)。 ミ ニポー ト ド ライバはホス ト LAN コントローラ
を直接制御し て、 送受信および割 り 込みの処理などの機能を有効に し ます。 中間 ド ラ イ
バは ミ ニポー ト
ドライバとプロトコル レ イヤの間に位置 し、 複数の ミ ニポー ト ドライ
バ
イ ン ス タ ン スを多重化 し て、 NDIS レ イヤに対し単一アダプタのよ う に見える仮想ア
ダプタを作成します。
NDIS は一連のラ イ ブ ラ リ機能を提供し て、 ミ ニポー ト ドライバ
または中間 ド ラ イバと プ ロ ト コル
ス タ ッ ク間の通信を有効に し ます。 プ ロ ト コルス タ ッ
クは
IP、 IPX、および ARP を実装します。 IP アドレスなどのプロトコル アドレスは各
ミニポート
デバイ ス インスタンスに割り当てられますが、 中間ドライバがインストール
されている場合、 プロ ト コル
ア ド レ スは仮想チーム アダプタに割り当てられ、 チームを
構成する個々の ミ ニポー ト
デバイ スには割り当て られません。
Marvell が提供するチーム化サポートは、 協調して動作しパッケージとしてサポート さ
れる
3 つの個別のソフトウェアコンポーネントによって実現します。 1 つのコ ンポーネ
ントをアップグレードする場合には、他のすべてのコンポーネントもサポートされてい
る
バージ ョ ンにア ッ プグレー ド する必要があ り ます。
表 11-3 では、 4 つのソ フ ト ウ ェ ア コンポーネン ト と、 サポー ト し ているオペレーテ ィ
ング
シス テム用の関連フ ァ イルについて説明 し ます。
表
11-3. Marvell チーム化ソフトウェアコンポーネント
ソフトウェア
コンポーネント
Marvell 名
ネットワークアダプターまたはオ
ペレーティングシステム
システム アー
キテクチャ
Windows
ファイル名
—
仮想バス ドライ
バ(
VBD)
BCM57xx
32 ビット
bxvbdx.sys
BCM57xx
64 ビット
bxvbda.sys
BCM5771x、 BCM578xx 32 ビッ ト
evbdx.sys
BCM5771x、 BCM578xx 64 ビッ ト
evbda.sys
ミニポート
ドラ
イバ
QLogic ベース
ドライバ
Windows Server 2012、 2012 R2 64 ビット
bxnd60a.sys
中間 ド ラ イバ
QLASP
Windows Server 2012、 2012 R2 64 ビット
qlasp.sys
設定ユーザー
インタフェース
QCS CLI
Windows Server 2012
、 2012 R2
—
qcscli.exe