Users Guide
10–iSCSI プロト コル
iSCSI ブート
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iSCSI ブートイメージを作成する「DD」方法
リモート iSCSI タ ーゲ ッ ト への直接のイ ンス ト ールがオプ シ ョ ン でない場合は、 代わ り
に「
DD」 方法を使用し て、 このよ う な イ メ ージ を作成し ます。 この方法では、 イ メ ージ
を ローカルハー ド ド ラ イ ブに直接イ ン ス ト ール し てから、 以降のブー ト 用に
iSCSI ブー
トイメージを作成できます。
「
DD」で iSCSI ブートイメージを作成するには、次の手順を実行します。
1. Linux OS をローカル ハー ド ドライブにインストールし、Open-iSCSI イニシ
エータが最新であるこ と を確認します。
2. ネ ッ ト ワークサービスのすべての実行レベルがオンになっ ている こ と を確認し ま
す。
3. iSCSI サービスの 2、 3、および 5 の実行レベルがオンにな っ ている こ と を確認し
ます。
4. iscsiuio を更新します。 QLogic CD から iscsiuio パッケージを入手できます。 こ
の手順は
SUSE 10 では不要です。
5. Linux システムに linux-nx2 パッケージをインストールします。 このパッケージ
は、
QLogic CD から取得できます。
6. Linux システムに bibt パッケージをインストールします。 このパッケージは、
QLogic CD から取得で き ます。
7. すべての ifcfg-eth* ファイルを削除します。
8. ネッ トワークアダプターの 1 つのポー ト を iSCSI ターゲッ トに接続するように設
定し ます (詳細は、
105 ページの 「iSCSI タ ーゲ ッ ト を設定する」 を参照して く
ださい)。
9. iSCSI ターゲッ トに接続します。
10. DD コマンドを発行して、 ローカルハード ドライブから iSCSI ターゲッ トにコ
ピーします。
11. DD が完了 し た ら、 sync コマンドを 2 回実行 し、 ログアウ ト し てから、 再度
iSCSI
ターゲッ トにログインします。
12. iSCSI ターゲッ ト上に作成されたすべてのパーティショ ンで、 fsck コマンドを
発行し ます。
13. /OPT/bcm/bibt フォルダに変更し、 iscsi_setup.sh ス ク リ プ ト を実行し て、
initrd イメージを作成します。 オプション 0 は非オ フ ロー ド イ メ ージを作成 し、 オ
プシ ョ ン
1 はオフ ロー ド イ メ ージを作成し ます。 iscsi_script.sh スクリプト
は、
SuSE 10 上にのみ非オフ ロー ド イ メ ージを作成し ます。 SuSE 10 では、 オ
フロードがサポート されていないためです。
14. /boot パーテ ィ シ ョ ンを iSCSI ターゲッ トにマウント します。
15. ステップ 13 で作成した initrd イメージをローカルハードドライブからステッ
プ
14 でマウン ト したパーテ ィ シ ョ ンにコピーします。