Users Guide
10–iSCSI プロト コル
iSCSI ブート
113 BC0054508-04 M
動的 iSCSI ブート設定
動的コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ン では、 システムの IP アドレスとターゲット / イニシエータ
情報が
DHCP サーバーによ っ て提供 される こ と を指定する こ とのみが必要です
(
115 ページの 「iSCSI ブー ト をサポー ト するための DHCP サーバーの設定」 に記載さ
れている
IPv4 および IPv6 設定の説明を参照し て く だ さ い)。 IPv4 の場合、 イ ニシエー
タ
iSCSI 名を除き、 Initiator Parameters (イニシエータパラ メータ)、 1st Target
Parameters
(1 番目の タ ーゲ ッ ト パラ メ ー タ )、 または 2nd Target Parameters (2 番
目のタ ーゲ ッ ト パラ メ ー タ) の各ウ ィ ン ド ウの設定は無視 される ため、 ク リ アする必要
はあ り ません。
IPv6 の場合、 CHAP ID と 秘密情報を除き、 Initiator Parameters (イ
ニシエータパラ メータ)、
1st Target Parameters (1 番目のタ ーゲ ッ ト パラ メ ー タ)、
または
2nd Target Parameters (2 番目の タ ーゲ ッ ト パラ メ ー タ ) の各ウ ィ ン ド ウの設
定は無視さ れるため、 ク リ アする必要はあ り ません。 設定オプシ ョ ンについては、
108
ページの表 10-1 を参照して く ださい。
DHCP オプシ ョ ン 17 が使用されている場合、 タ ーゲ ッ ト 情報は DHCP サーバーに
よって提供され、 イニシエータ
iSCSI 名は Initiator Parameters (イニシエータパラ
メ ー タ) ウ ィ ン ド ウでプ ログ ラム さ れた値から取得さ れます。 値が選択されていない場
合、 コ ン ト ローラはデフ ォル ト で次の名前を使用し ます。
iqn.1995-05.com.qlogic.<11.22.33.44.55.66>.iscsiboot
文字列
11.22.33.44.55.66 は、 コ ン ト ローラの MAC アドレスに対応します。
DHCP
オプシ ョ ン 43 (IPv4 のみ) が使用さ れている場合、 Initiator Parameters (イ
ニシエータパラ メータ)、
1st Target Parameters (1 番目のタ ーゲ ッ ト パラ メ ー タ)、
または
2nd Target Parameters (2 番目の タ ーゲ ッ ト パラ メ ー タ ) の各ウ ィ ン ド ウの設
定は無視さ れるため、 ク リ アする必要はあ り ません。
動的設定を使用して
iSCSI ブートパラメータを設定するには、次の手順を行います。
1. General Parameters Menu (一般パラ メ ー タ メ ニ ュ ー) ウ ィ ン ド ウで、 次のパラ
メータを設定します。
TCP/IP parameters via DHCP : Enabled (IPv4 の場合)
メモ
DHCP サーバーを使用する場合、 DNS サーバーのエン ト リが、 DHCP サーバー
によ っ て提供 さ れる値で上書き さ れます。 この上書きは、 ローカルに提供 さ れた
値が有効であ り 、
DHCP サーバーが DNS サーバー情報を提供し ない場合で も発
生します。
DHCP サーバーが DNS サーバー情報を提供し ない場合は、 プ ラ イ マ
リ と セ カ ン ダ リの両方の
DNS サーバー値が 0.0.0.0 に設定されます。
Windows OS が引き継ぐ場合、 Microsoft iSCSI イニシエータは iSCSI Initiator
パラメ タを取得し、 適切なレジスト リを静的に設定します。 これにより、 設定済
みの値がすべて上書き さ れます。
DHCP デーモンは Windows 環境でユーザープ
ロセスと して実行されるため、
iSCSI ブート環境でスタ ッ クが起動する前に、 す
べての
TCP/IP パラ メ ー タ を静的に設定する必要があ り ます。