Users Guide
3– フ ァ イバーチ ャ ネルの設定
仮想ポー ト の設定 (
NPIV)
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単一の物理ポー ト で、 優先順位法または帯域幅法のいずれかを使用 し て QoS を設定で
き ますが、 両方の方法を使用する こ とはでき ません。
優先順位法 では、 仮想ポー ト を使用するアプ リ ケーシ ョ ンまたは VM に必要な
サービ ス品質に基いて優先順位 (低、 中、 または高) を仮想ポー ト に割 り 当てま
す。 この方法は、 仮想ポー ト 全体に さ まざま なレベルのレーテン シ要件を提供し
ます。
帯域幅法
は、 帯域幅のパーセン テージ (0 ~ 100) または帯域幅レー ト (例えば
6GFC
) を、 仮想ポート を使用するアプリケーシ ョ ンまたは VM に割り当てます。
この方法では最小帯域幅が保証されます。 帯域幅ベースの
QoS 設定は、 ア プ リ
ケーシ ョ ンの合計帯域幅要件が利用可能な帯域幅を超過する場合にのみ適用さ れ
ます。 帯域幅は特定の仮想ポー ト 用には予約 されず、 未使用の帯域幅は他の仮想
ポー ト 間で共有されます。
物理ポー ト または
WWN は常に高い優先順位を持ち、 作成 し た仮想ポー ト に選択 された
帯域幅または優先順位スキームからは独立し ています。 作成 し たすべての仮想ポー ト に
QoS
レベルを割 り 当て る必要はあ り ません。 QoS レベルが仮想ポー ト に割 り 当て られ
ていない場合、 帯域幅または優先順位スキーム と は無関係にデフ ォル ト は低優先順位
(ベス ト エ フ ォー ト ) です。 このフ レキシビ リ テ ィ によ り、 重要なアプ リ ケーシ ョ ンに集
中し て最高レベルのサービス を確保する こ と がで き ます。
QConvergeConsole CLI を
使用し て、 仮想ポー ト の
QoS レベルを変更することができます。
QoS レベルを変更するには、 その設定が次のハー ド ウ ェ ア と ソ フ ト ウ ェ アの要件を満た
している必要があります。
サーバーのオペレーテ ィ ングシステム :
Microsoft
®
Windows Server 2012 以降
MSI-X のサーバーサポー ト
QLogic2700 Series Adapter
最新バージ ョ ンの QLogic STOR ミニポートドライバー (Dell から取得可能)
http://support.dell.com
NPIV をサポー ト する フ ァ イバチャネルスイ ッ チ
ポイン ト ツーポイン ト接続で接続された物理ポート
帯域幅による QoS の設定
帯域幅によ る QoS の設定では、 物理ポー ト の最大 80 パーセン ト の帯域幅が仮想ポー ト
に割り当て られます。 残りの
20 パーセン ト は、 非 QoS アプリケーショ ンおよび仮想
ポー ト のために予約されます。
帯域幅によ る
QoS の設定では、 各仮想ポー ト およびアプ リ ケーシ ョ ン またはこの仮想
ポー ト に関連付け られた仮想マシン (
VM) の帯域幅が保証さ れます。 正 し く QoS を設
定する こ と によ り、
VM がポー ト の帯域幅の確保を競 う と きに発生するボ ト ルネ ッ ク を
回避で き ます。