Owners Manual

すいことを忘れないでください。偶発的な ESD によるハードウェア損傷を避けるため、定期的にリストバンドテスターでチェックする必要があります。リス
トバンドとボンディングワイヤは、少なくとも週に
1 回はテストすることをお勧めします。
ESD リストバンドテスター - ESD バンド内のワイヤは時間の経過に伴い損傷しやすくなります。監視対象外キットを使用するときは、少なくとも週に
1 回のペースで、各サービスコールの前に定期的にリストをテストすることがベストプラクティスです。リストバンドテスターはこのテストの実施に最適で
す。リストハンドテスターをお持ちでない場合、地域のオフィスにないかご確認ください。テストを実行するには、テスターにリストバンドのボンディングワイ
ヤを接続し、手首にリストを締めて、ボタンを押してテストを行います。緑色の LED はテストが成功した場合に点灯します。テストが失敗した場合
は、赤い
LED が点灯し、アラーム音が鳴ります。
インシュレータエレメント - プラスチック製のヒートシンクカバーなどの ESD に敏感なデバイスは内蔵部品から離しておく必要があります。内蔵部品
は、インシュレータであり、多くの場合は高荷電です。
作業環境 - ESD フィールドサービスキットを配備する前にカスタマのサイトで状況を評価します。例えば、サーバ環境のキットの導入は、デスクトップ
またはノートブック環境とは異なります。サーバは通常、データセンター内のラックに設置されます。一方、デスクトップとノートブックはオフィスの机や作
業スペースに設置されることが一般的です。ESD キットを広げられる充分なスペースと、修理するシステムなどを置くことのできる余分なスペースがあ
り、すっきりと整理された平らな広い作業場所を常に探しておくことです。また、その作業スペースは
ESD イベントを引き起こす可能性のあるインシュ
レータがない場所にします。作業エリアでは、ハードウェアコンポーネントを扱う前に発泡スチロールやその他のプラスチックなどのインシュレータを静電
気に敏感な部品から少なくとも 12 インチ30 cm以上離しておく必要があります。
ESD パッケージ - すべての ESD に敏感なデバイスは静電気対策を施されたパッケージで出荷および納品されることになっています。金属、静電シ
ールドバッグが推奨されます。なお、損傷した部品は、新しい部品が納品されたときと同じ ESD 保護袋とパッケージを使用して返却される必要があ
ります。
ESD 保護袋は折り重ねてテープで封をし、新しい部品が納品されたときの箱に同じエアクッション梱包材をすべて入れてください。ESD に敏
感なデバイスは、ESD 保護の作業場でのみパッケージから取り出すようにします。ESD 保護袋では、中身のみ保護されるため、袋の表面に部品を
置かないでください。部品は常に、手の中、
ESD マット上、システム内、静電気防止袋内に配置します。
ESD に敏感なコンポーネントの輸送 - 交換パーツまたはデルに返送する部品など、ESD に敏感なコンポーネントを輸送する場合は、安全輸送用
の静電気防止袋にこれらの部品を入れる必要があります。
ESD 保護の概要
Dell 製品のサービスにあたる際は常に従来の有線 ESD 静電気防止用リストバンドと保護用の静電気防止マットを使用するよう、すべてのフィールドサ
ービス技術者にお勧めします。また、サービスにあたる技術者は、静電気に敏感な部品とあらゆるインシュレータ部品を離しておき、静電気に敏感なコン
ポーネントを輸送するときは静電気防止袋を使用することが重要です。
Identifier GUID-0332D293-B3CC-4042-8A0D-795B07BE277E
Status Translated
敏感なコンポーネントの輸送
交換パーツまたはデルに返送する部品など、ESD に敏感なコンポーネントを輸送する場合は、安全輸送用の静電気防止袋にこれらの部品を入れるこ
とが重要です。
装置の持ち上げ
重量のある装置を持ち上げる際は、次のガイドラインに従います。
注意: 50 ポンド以上の装置は持ち上げないでください。常に追加リソースを確保しておくか、機械のリフトデバイスを使用します。
1 バランスの取れた足場を確保します。足を開いて安定させ、つま先を外に向けます。
2 腹筋を締めます。腹筋は、持ち上げる際に背骨を支え、負荷の力を弱めます。
3 背中ではなく、脚を使って持ち上げます。
4 荷を身体に近づけます。背骨に近づけるほど、背中に及ぶ力が減ります。
5 荷を持ち上げるときも降ろすときも背中を伸ばしておきます。荷に体重をかけてないでください。身体や背中をねじらないようにします。
6 反対に荷を置くときも、同じ手法に従ってください。
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コンピュータ内部の作業