Owners Manual
Table Of Contents
- Dell Precision 3930 Rack サービスマニュアル
- コンピュータ内部の作業
- システムの主要なコンポーネント
- テクノロジとコンポーネント
- コンポーネントの取り外しと取り付け
- トラブルシューティング
- ヘルプ

トラブルシューティング
ePSA(強化された起動前システム アセスメント)診
断
ePSA 診断(システム診断とも呼ばれる)ではハードウェアの完全なチェックを実行します。ePSA は BIOS に組み込まれており、
内部的に BIOS によって起動されます。組み込み型システム診断プログラムには、特定のデバイスまたはデバイス グループ用の一
連のオプションが用意されており、以下の処理が可能です。
• テストを自動的に、または対話モードで実行
• テストの繰り返し
• テスト結果の表示または保存
• 詳細なテストで追加のテストオプションを実行し、障害の発生したデバイスに関する詳しい情報を得る
• テストが問題なく終了したかどうかを知らせるステータスメッセージを表示
• テスト中に発生した問題を通知するエラーメッセージを表示
注意: システム診断プログラムを使用して、お使いのコンピューターのみをテストします。このプログラムを他のコンピュー
ターで使用すると、無効な結果またはエラー メッセージが生じる場合があります。
メモ: 特定のデバイスのテストによってはユーザーの操作を必要とします。診断テストを実行する際は必ずコンピューター端
末のそばに待機していてください。
ePSA 診断の実行
1. 前述の方法のいずれかでブート診断を起動します。
2. [One Time Boot]メニューで上/下の矢印キーを使用して[ePSA or diagnostics]に移動し、<Return> キーを押して起動します。
Fn+PWR により画面で選択したブート診断がフラッシュされて、ePSA 診断が直接起動されます。
3. 起動メニュー画面で、診断 オプションを選択します。
4. 右下隅にある矢印を押して、ページリストに移動します。
検出されたアイテムが一覧で表示され、テストが実行されます。
5. 何か問題がある場合は、エラーコードが表示されます。
エラーコードと検証番号をメモして、デルにお問い合わせください。
特定のデバイス上で診断テストを実行するには
1. 診断テストを停止するには、Esc を押して[Yes]クリックします。
2. 左のパネルからデバイスを選択し、テストの実行をクリックします。
3. 何か問題がある場合は、エラーコードが表示されます。
エラーコードと検証番号をメモして、デルにお問い合わせください。
診断
コンピュータの POST (パワーオンセルフテスト)では、起動プロセスを開始する前に、コンピュータの基本要件が満たされハード
ウェアが適切に動作していることを確認します。コンピュータが POST に合格すると、通常モードでの起動を続行します。しかし、
コンピュータが POST に合格しなかった場合は、起動中に LED が一連のコードを発します。システム LED は電源ボタンに組み込ま
れています。
次の表は、異なるライトパターンとその意味を示しています。
5
76 トラブルシューティング